MONTAGE Version 1.5 を試してみた。

最終更新日： 2023年07月18日レビュータグ: YAMAHA ( ヤマハ ), シンセサイザー, デジタルシンセ

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こんにちはサカウエです。YAMAHAのフラッグシップ・ワークステーション「MONTAGE」のファームウエアがVersion 1.51にアップデートされ、多くの追加機能が加わりましたのでご紹介します。

こちらの商品は生産を終了しました。

まずは追加された新機能をざっとまとめてみましょう

新規エフェクトタイプ
新規パフォーマンス
フェーバリット機能
パートカテゴリーサーチのパラメーターウィズパートの「Mixing」設定
パフォーマンスプレイ(ホーム)画面にさまざまな情報を表示する機能
スーパーノブリンク機能
USB接続時のモニターボリュームを設定する機能
シーンの切り替えをコントロールチェンジで操作可能
ライブセット画面とカテゴリーサーチ画面で、一部文字サイズを変更可能
ユーザーメモリー全体(ソングとライブラリーを含む)の情報を記録したバックアップファイルの保存と読み込みに対応
画面内のタッチ操作でパートを選択できるようにエディット画面を改良

と言った内容になっております。それでは主な変更点をチェックしていきましょう。

オルガン音色が進化！さらに演奏表現力が向上

オルガン音色が16音色追加され、さらに進化しました。様々な音楽ジャンルで活躍しているオルガン音色。その中でも代表的なハモンドオルガンは、リアルさを出す為にレズリースピーカーの揺らぎ方、スピード感、ノイズ等で再現性が大きく左右されます。

今回新しく搭載されたエフェクトRotary Speaker2は、よりオールドな味のあるレズリースピーカーの音を作ることができ、往年のジャズオルガンから、ドライブの効いたロックオルガンまでリアルな音色で演奏することができます。(13音色に使用されています)

なお「Audition」ボタンを押せばかっこいいデモ・フレーズが勝手に演奏されますので、鍵盤が得意でない方も音色確認にできます。

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音色Editの利便性向上

View機能の追加

従来はEditモードで何段階か踏まないと編集できなかったものが、画面が2つ表示できるので作業効率がぐんとアップします。たとえば新オルガン音色でも「view」ボタンを押すことで、ドローバーの状態も一目瞭然。

FM音源では、FM音源の音作りの基本となるアルゴリズムやオペレーターレベルを直感的に触ることが可能になりました。FM音源ってよくわからない・・という方には特にありがたい機能ですね。

レイヤー・スプリット

どの楽器がレイヤーされているのか、またどこからスプリットされているのかを一覧できます。ライブの時に、視覚的にレイヤーゾーンやスプリットポイントが一目でわかるので安心です！レイヤーしまくりの複雑なパフォーマンスでも一目瞭然。助かります。

ドラム

各楽器の音量バランスを変えることが簡単にできるようになりました。音楽制作のMIXの時に、BDはもう少し音量を上げたい、SDはもう少し音量を下げたい！といった場合もカンタンに設定可能です！

ユーザーインターフェイスの向上～使い心地の追求

フェイバリット機能

ファームウェアv1.5では、新たに音色が52音色追加され、公開されている音色コンテンツも合わせると音色数は約2200音色（！）になります。全部聞くだけでも大変ですが、お気にいりを探し出すのも一苦労ですね。そんなときはこのフェイバリット機能が便利です。これでお気に入りの音色、よく使う音色だけをソートすることができます。

登録したい音色を選択した後に「Set」ボタンを押すだけ。「★」マークが付き、フェイバリットに登録されます。解除する場合は「Unset」を押せばOKです。