島村楽器梅田ロフト店の南です。
オーディオ・インターフェース、DTMをしている方ならまず気になる機材。だいたい1万円~3万円辺りといったところでしょうか。最初に購入するものとしては大多数の方がこの価格帯の間で購入していると思います。
ただ2~3年経ってくると音の違いがわかってくる頃、そろそろいいものが欲しい!なんて思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、私がオススメするUniversal Audio『Apollo twin』、RME『Baby Face Pro』、Audient『iD22』の3つをご紹介させていただきます。
Universal Audio 『Apollo twin』
UNIVERSAL AUDIO Apollo twin DUO
(税込) ¥105,600 (税抜 ¥96,000)
UNIVERSAL AUDIO Apollo twin USB
(税込) ¥105,600 (税抜 ¥96,000)
こんな方にオススメ!
自宅で録音
ギタリスト・ベーシスト・ボーカリスト
いいプラグインが欲しい!
アウトボード、ハードに興味のない方(今後導入予定なし)
RME『Baby Face PRO』
RME Baby Face PRO
(税込) ¥96,555 (税抜 ¥87,778)
こんな方にオススメ!
家でも外でも使いたい
いい音で録りたい、聴きたい方
ミックス、マスタリングをメインでする方
録音をしない方
Audient 『iD22』
Audient iD22
(税込) ¥88,000 (税抜 ¥80,000)
こんな方にオススメ!
自宅で録音
ギタリスト・ベーシスト・ボーカリスト
ハードウェア、アウトボード、エフェクターを活かした音作りをしたい方
価格を抑えて品質のいいものが欲しい
簡単な仕様の違い
メーカー/機種名 | Universal Audio/Apollo Twin | RME/Baby Face PRO | Audient/iD22 |
接続方法 | Thunder bolt(※Windows版USB3.0) (Thunder boltケーブル別売り) |
USB2.0 | USB2.0 |
対応OS | twin solo/Duo=MAC twin USB=Windows |
Mac,Windows,iOS | Mac,Windows |
電源 | ACアダプタ接続 | USBバスパワー ACアダプタ |
ACアダプタ |
入出力 | 10in6out (通常2in4out) |
12in12out (通常4in2out) |
10in6out (通常2in6out) |
AD/DA コンバーター | 24-bit/192kHz | 24-bit/192kHz | 24-bit/96kHz |
付属プラグイン、DSPミキサー、機能
Apollo twin
なんといってもApollo twinのいいところは、この『UADプラグイン』が使えるという点です。
初回購入時に8種類のプラグインが付属、それぞれをDSPミキサーで掛け録りなんてこともできます。
また、オーディオ・インターフェース内でアナログ・マイクプリアンプのエミュレートができる『ユニゾン機能』も見逃せません。
今まさに行っていますが、定期的にキャンペーンも開催していますので検討中の方はこの機会に手に入れるのがお得です。
プロモ期間
2016年10月1日(土)から2016年12月31日(土)まで
キャンペーンで無償提供されるプラグイン
Baby face Pro
Baby face Proは『DIGICheck』『Total Mix FX』が付属されます。
RME製品のドライバーとハードウェアの間で通信されているオーディオデータを解析し、さまざまな方法で表示することができるオーディオ計測・解析ツールで
CPU負荷が少なく、DAWを起動していなくても作動可能。非常に性能が高く、ミックス、マスタリングエンジニアの方には非常にありがたい機能です。
録音で使えるプラグイン等は入っておらず、純粋に『いい音で録る』、『正確にモニタリングする』ことに重点を置いているインターフェースです。
DIGICheck
TotalMix FX
iD22
iD22は特別なプラグインはなく、こちらもDSPミキサーを搭載しています。
iD22の利点はデジタルとは逆に『アナログ』に特化していると言っていいでしょう。
このiD22、なんと各マイクプリにセンドリターンが搭載。
こんなこともできちゃいます(笑)
ボーカルにギターエフェクターを足したり、外部マイクプリアンプをリターンに接続してADコンバーターとしても使用可能。
小難しい操作が一切必要ないのでPC難しいという方にはオススメです。
ヘッドフォンアンプ比較
まずは各インターフェースのヘッドフォンアンプの音質を比較しました。
使用ヘッドフォン
Sennheiser(ゼンハイザー)『HD650』
比較に使ったのはコチラのゼンハイザー『HD650』。5万円はするコチラのヘッドフォン。開放型でイヤーパッドの付け心地ヨシ、サウンドも聴き心地がいいのでリスニング用にオススメです!
Apollo twin USB
他の2機種に比べると音が固めで、中低域がスッキリしているのが特徴。個人的にはYAMAHA(MSPシリーズ、HSシリーズ)っぽい系統のサウンドでした。
Baby Face pro
個人的に一番オススメなサウンドでした!聴いていても疲れない柔らかいサウンドで、奥行きの立体感もわかります。全体をしっかりと捉えることができるのでヘッドフォンアンプとしての性能は抜群だと思います。
iD22
パンチのある派手なサウンドで、プレイヤーの方にウケは良さそうです。ズンズンと耳に響いてきますが高音が痛くないので聴き心地がよく、音の帯域も全体的にしっかりと出てきます。
いかがでしょうか。少しでも参考になればいいのですが・・。メーカーによって狙っているターゲットも違うため、慎重に選ぶことが大切です。
今回ご紹介した三機種は梅田ロフト店で展示をしています。音質比較もできますので検討中の方は是非ご来店ください。
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
DTMを始めるにあたって、あなたに合う作業環境の構築を全面的にバックアップ致します!