今回はDTMを行う上でこれがないと話にならないもの・・・ズハリPCの話です。
決して安い買い物ではないパソコン、もともとご自宅にあったPC・新しく購入したPCなどを使いDTMソフトやオーディオインターフェイスを揃えていくわけですが実際に使ってみると、???な事がおきる事があります。
- 最新のモデルなのに思ったほど、多チャンネルを再生できない
- DTMソフトの動作環境基準は十分クリアしているのに、ノイズが発生する
- プラグイン音源やエフェクトがたくさん使えない
- 本当は購入したいのに重たいプラグインだから遠慮している・・・
「どうしてなんだーー!頑張って高いPCを購入したのにーーー!!」ってことになりますよね?
それはなぜか?
答えは簡単。DTM用に作られたものではないからです。
PCは音楽をする以外にもいろんな用途を前提として構築してます。
いろんな周辺機器の相性問題も考えてシステム構築が必須です。結局PCをDTMで使用するために使うことはそのままの状態では本来適していないということになります。
そのために色々工夫をします。例えば
- 節電するために一定期間操作がなければHDDをとめる設定をする
- スリープモードにしてモニター画面の寿命を伸ばす方法。
これらは通常はDTMをする環境ではOFFにしないといけません。
のように色々Tipsもあります。HDDではなくSSDの方がいい、メモリー容量は最低限これだけは・・・・書き出したらきりがありません。
一応、誤解のないように言うと、もちろん各社ブランドから発売されているPCでも動かすことはできます。
ですが世の中プラグインを遠慮なくガンガン使いたい!煩わしいトラブルから開放されたい、150トラックくらいは再生してMIXしないといけない、などユーザーによって事情はばらばらですが、今回はガッツリクリエーター系様への環境へピッタリなPCをご紹介いたします。
今まで思うようなパフォーマンスが出せずにお悩みだった方には朗報ですよ!
梅田店への導入のきっかけは日々お客様にソフト音源・エフェクトをご紹介していますが、以前使っていたPCのスペックでは動作環境が十分でなく複数のプラグインを立ち上げるとキビキビ感がなくなったり、フリーズしたりしていました。そういう状況ではお客様に快適に説明できないと考え、導入を決めました。
めでたく導入したのはいいけど実際どれくらい凄いのか
無性に試してみたくなりました。
導入したPCのスペックは
- 第6世代インテルCore iシリーズ Skylake 4.0Ghz
- メモリ 16GB
- SSD 1TB 1つ HDD(サンプル置き場。バックアップ) 2つ
になります。後ほどお話させていただきますが、OM FACTORY製のPCの凄さはスペックではないのです!本当に驚きますよ。
まずはこんなSteinberg CubaseのプロジェクトでこんなMIDIデータ作りました。
選んだソフト音源はomnisphere2という決して動作的に軽くはない音源をあえて選びました。
1トラックにはMIDIで打ち込んだ4和音分のデータがあることになります。それを80トラック分作成。
さらにそれでは飽き足らず、80トラック分全チャンネルにSteinberg Cubase付属のマルチバンドコンプレッサーとリバーブの負荷が重たいものをインサートしてみました。この時点でプラグインが160個刺さっていることになります!さらにはMIDIノートは320ポリで鳴っていることになります!
その状態で4小節をループしてかかる負荷を表した画面です。
もうお分かりの方はさすが!私もコレを見て驚きました。
負荷を示すVSTパフォーマンスやWindowsタスクマネージャをご参照ください。CPU使用率がコレだけ使ってもこの程度なんです!!!本体に内蔵のメモリ容量の関係上、メモリーはパンパン寸前ですが、画面が一切カクカクすることなく操作できています。どして??もはや意味不明。ヤバくないですか????
特筆すべき点
ハイパースレッティングにより見かけ上、8個のコアで作業しているSteinberg Cubaseですが、その使用効率の良さです。なんと8コア全部がまんべんなく並列に処理を行っている部分!どのコアも遊ぶことなくきちんを仕事をしてくれてます。普通はこうはなかなかいかないものです。7コア目が働いていなかったり、非効率な処理をしていたりするのですが、もうお見事というしかありません。
この動作テストをしてる間ずっと感じていたことは、とにかく「安定している」ことでした。PCに負荷がかかるにつれキビキビ感はなくなり快適に操作できなくなるものなんですが、そういったことが一切ない安心感が最大のウリではないでしょうか?これも全てOM FACTORY製のPCが製作される際に相当のDAW専用カスタマイズチューンナップが施されているのだと予想されます。もちろんPCを知り尽くした経験・ノウハウを持っている会社だからできることでありそうそう真似できることではありません。個人的にもこれまでのDTM環境では考えられなかった現実を突きつけられたと同時にこの環境が欲しくなりました。
皆様もCPUメーターを気にしないで、ガンガンプラグインをインサートし快適に音楽制作したいと思ったことはありませんか?自分も欲しいと思われたお客様は是非梅田ロフト店までご相談ください。30万円からのご予算で完全オーダー製になるのと、2週間程度の納期となりますが自信をもってオススメできるアイテムです。
そろそろ
どういう会社さんなのか、気になっている方もいるはずですので
次回のデジランド記事でOM FACTORYに直撃インタビューを行う予定でいます。
恐ろしく安定した、高性能のPCを生み出しているその秘密にも切りこんでいこうと思います。お楽しみに。
ご検討されているお客様は梅田ロフト店へご来店の上、柳までお気軽にお問い合わせください。
梅田ロフト店デジタル担当 柳(やなぎ)好きなジャンルはエレクトロやJ-POP。曲作りに関する事、録音機材やシンセサイザー、各種ソフト音源やプラグインエフェクトでわからない事があればレクチャー致します!さらにガイド本では分からないテクニックやノウハウ等もアドバイスさせて頂きますのでお気軽にお聞きください!