【iOS】iPhone,iPad専用インターフェースを考察していく

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こんにちは、梅田ロフト店スタッフの南です。

最近、デジタルミュージックは目まぐるしく状況が変化しています。

近年一番進化しているのがやはり「iOS,」や「アンドロイド」といった携帯機器ではないでしょうか。

音質もバカにできないくらい高性能です。アプリに関してもPCのプラグイン音源とは比較にならないくらい安価でいい音が手に入ります。

ということで今回は、iOS(iPhone,iPad)にて使用できるインターフェースをいくつかご紹介したいと思います。

IK Multimedia(アイケーマルチメディア)

iOS用インターフェースとして真っ先に名前が挙がるのがたぶんここではないでしょうか。

主力製品の「iRig」シリーズは皆さん一度は耳にしたことがあるかと思います。

メーカー推奨アプリ:Amplitube

iRig

irig_再度

安価で手に入れられるiRigシリーズの定番モデル。1/8インチTRRSプラグをiPhoneなどのヘッドフォン端子に挿すだけで簡単に使えるモデルです。

新しくリニューアルした「iRig2」では新たにアンプ出力とゲインの調整ツマミがついたので、iOSデバイスを簡単にマルチエフェクター代わりにすることが可能。

iRig HD

irig_hd_正面 irig_hd

iRigの上位機種。使用と同時に充電はできなくなりましたが、1/8インチTRRSプラグからLightningケーブル接続に変わり格段に音質が向上したモデル。

iRigとは比べ物にならないくらいノイズの乗り方が減りました。(Macとの接続も可能)

(iRig HDからはアンプに直接接続はできなくなりました。)

iRig PRO

irig_pro irig_pro_fantam

iRigの最上位モデル。音質はHDとそれほど変わりませんが、MIDI端子やコンボ端子を備え、マイクでの録音も可能にしたモデル。

48Vファンタム電源も内蔵しています。(Macとの接続も可能)

 

Line6(ラインシックス)

ギターをされてる方ならわかるかと思います。PODなどのマルチエフェクターやアンプシミュレーターが有名ですね。

こちらも、iOS対応のインターフェースや、アプリを開発しています。

Line6 sonicportシリーズの特徴としまして、ステレオのアウトプットやヘッドフォン端子が備えつけられています。

メーカー推奨アプリ:Mobile Pod

SONIC PORT

sonicport

sonicport_サイド

Lightningケーブル接続のインターフェース。iRigとの違いは、スピーカー用のアウトプットがありますので、iOSで作っている楽曲をモニタリングしながら作業ができるのが魅力です。

入力はギター用インプットのみです。(iOSとの接続のみ)

SONICPORT VX

sonicportvx

sonicport_プリアンプ

sonicport_direct

SONIC PORTにコンデンサーマイクが付き、ボーカルの録音も可能になったモデル。ダイレクトモニタリングのスイッチが新たについています。USBケーブルを繋げばPC,Macとの接続も可能です。(iOSとPC,Macの同時使用は不可,USB端子とLightningケーブル同時接続でUSBコネクタから充電しながらの作業が可能)

Apogee(アポジー)

言わずと知れた天下のapogeeです。勝手なイメージですがプロの第一線で活躍しているような方々は持ち運びにMac bookとapogee Duetのセットで持っていたりします。

それだけ業界の間では非常に有名なメーカーです。もちろん非常に高音質ですよ(Mac,iOSに対応)

推奨アプリ:Ampkit

apogee Jam96K

jam96k

jam96k_サイド

ハイエンドメーカー、apogeeのモバイルインターフェース。お値段は若干しますがそれに見合った音質を保障します。最大24bit/96kのHDレコーディングが可能。

その1:自分に合ったインターフェースを選ぼう

まず、録音をする上で非常に大切なことが、やはり音質ではないでしょうか。

音を非常に気にされる方は、まず【どの端子で接続するか】を見てください。

irig_プラグ

 

上の画像は1/8インチTRRSプラグという、iRig2の接続に使う端子です。

接続方法は、ヘッドフォンアウトに直接繋ぐだけでiPhoneやiPadに録音が可能です。

比較的安価なモデル(4桁台)のインターフェース等に使用されています。

メリットとしては端末を充電しながらの作業ができます。

デメリットとしては、ハムノイズが乗ってしまうので音質はLightningケーブル接続より落ちてしまいます。

 

 

lightning

 

こちらはiPhone,iPadの充電でも使用するLightningケーブルです。

メリットとしては高音質で録音が出来ること、デメリットは充電しながらの作業ができないことです。

iRig HDや、JAM96K ,SONICPORTは全てこのLightningケーブルを使用しています。

お値段も1/8インチTRRSプラグタイプのインターフェースに比べ少し上がります。

その2:高サンプルレートで録音ができるか

現在主流のインターフェースの定番は大体24bit/48kHzまで対応のインターフェースがほとんどです。

しかし、apogee JAM96Kは96kHzの高品質サンプルで録音が可能なモデルです。高品質、高音質な録音をされたい方は候補に入るのではないでしょうか。

(現在はiRig HD,iRig PROも96kHzのサンプルレートに対応したようです。その際ファームウェアの更新が必須のようです)

IK Multimedia更新に関してのFAQはコチラ

その3:アプリを選ぼう

音質の次に選ぶところはやはりアプリではないでしょうか。

IK MultimediaのAmplitube等は、無料のデモverもあるのですがやはり使えるアンプ、エフェクターが圧倒的に少なく、どうしても有料と比べると見劣りしてしまいます。

 

mobilepod1 modilepod3 mobile pod2

値段を抑えて選ぶならLINE6 SONICPORTシリーズがオススメです。LINE6は専用のMobile Podというアプリが無料で手に入ります。

このMobile Pod、なにが良いかといいますと無料で手に入るアプリの中ではダントツでシミュレーターの数が多いです。

アンプ、キャビネットだけでも30~40種以上もあり、ギターで遊ぶ分には申し分ないくらいたくさん遊べます。

 

「それぞれの音を録音してみました」

ギター:History TH-SV/R

使用アプリ:BIAS AMP(iOS版)使用アンプ:British Lead 800(Plexi)

※音量注意

今回ノイズゲートは全く掛けていませんので、かなりハムノイズが乗っています。

iRig2

非常にジャキジャキした印象です。ハムノイズが大きいのでギターが少し薄い印象です。

iRig HD

iRig PRO

Lightningケーブル接続に変わり、音の厚みも増した印象です。芯の部分がしっかり録音できています。

JAM96K

少しiRigに比べ、高音のギラツキがある印象ですね。歪みも乗りやすい印象です。

SONICPORT

SONICPORT VX

Line6に関しては同じセッティングですがエフェクターの掛かり具合が他の2社とは違いますね。

歪があまり乗らず、若干クリーンなサウンドとなってます。

いかがでしょうか、iOS用のインターフェースだけでもこれだけメーカーの差が現れています。

梅田ロフト店ではiOS,アンドロイドに関係した機材に力を入れています。試奏もできますのでお越しの際はスタッフにお声掛けください。

iRig2

(税込) ¥5,500 (税抜 ¥5,000)

JANコード:8025813599031


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iRig HD

(税込) ¥14,850 (税抜 ¥13,500)

JANコード:8025813482036


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iRig PRO

(税込) ¥20,350 (税抜 ¥18,500)

JANコード:8025813484030


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SONICPORT VX

(税込) ¥23,100 (税抜 ¥21,000)

JANコード:0614252303378


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JAM96K

(税込) ¥18,333 (税抜 ¥16,667)

JANコード:0805676301143


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梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
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梅田ロフト店
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