【梅田ロフト店】ableton PUSHを使用してハードウェアドラムマシン、アナログシンセをコントロールしよう!

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皆様こんにちは!梅田ロフト店DJ担当の阪口です。

今回は発売してからしばらく経ちますが依然根強い人気を誇るableton LIVE専用コントローラー、ableton PUSHについてレビューをさせていただきます。

gallery-01-push

PUSHについては様々なところでレビューがされており、PUSHの素晴らしさをご存知の方は多くいらっしゃるかと思いますが、私が個人的に感じるPUSHの素晴らしさを下記に記載したいと思います!

見た目がカッコイイ

やはり機材は見た目が一番重要と考えます。まず真っ黒の筐体に白いパッドが付いているだけという無骨なルックスと思いきや、電源を入れるとコレでもかと言わんばかりにカラフルに光り出すパッド達がかなりカッコイイです。

筐体も見た目よりもかなり重くしっかりとしており、人によっては軽い方がイイという方もいらっしゃいますが、私はこれぐらいしっかりとしていた方が好きです。

設定が簡単

基本的にUSBケーブルをつなぐだけですぐに使えます。今まで触っていて上手くつながらない、、といったことが全くありませんでしたので、動作の安定性は抜群だと思います!

打ち込みが抜群にしやすい

先の動画でドラム打ち込みモード、音階を付けて演奏するモードに分けて解説していますがとにかくインターフェイスが非常に見やすく、ライブ感覚ですばやく入力ができます。筐体が重い等の部分でPUSHは持ち運んでライブをするのには不向きで自宅製作用という方もいらっしゃいますが、私は非常にライブ向きのツールだと感じています。

PAD演奏が簡単で楽しい

事前にスケールとキーを指定することで選んだスケール以外の音をPADに表示しないようにすることができますので、適当にパッドを叩いてもそれなりの演奏になってくれる素晴らしい機能が付いています!私自身スケールについての知識が乏しいため、この機能を使えばフレーズ作成の幅がグッと広がると思い、この機能が決め手になって購入に踏み切りました!

マスターシーケンサーとして秀逸

様々なハードウェアやソフトシンセをMIDIチャンネルさえ設定すれば簡単に同期させることができ、様々な機材、シンセの打ち込みを全てPUSHの使いやすいシーケンサーで統合することができます。最近人気が再燃しているモジュラーシンセやCV対応のシンセについてもコンバーターさえあれば全てPUSHの使いやすいシーケンサーでコントロールできます。

上記の様に良い所を上げると切りがありませんが、簡単に言うとPCコントローラーという概念が私の中でほとんどなく、ハードウェア、楽器として演奏することに没頭できる非常に楽しい機材であると感じています!

それでは今回はPUSHの簡単な使い方を解説した後に、PUSHをマスターシーケンサーとしてElektron MachinedrumとWoldolf Rocketをコントロールするやり方を簡単に解説したいと思います。

全体は下記の写真の通りです。完全に机に収まりきっていませんが、下記のようにMachinedrumとRocketをMIDIインターフェイスでPCにMIDI接続しています。

s全体

sMACHINEDRUM

Elektron Machinedrumです。PCとMIDIインターフェイスを介してMIDI接続しています。

sROCKET

Woldolf Rocketです。太いベースサウンドから綺麗なシンセサウンドまでかなり幅広く色々な音を作れて価格も安価で非常に良いシンセと思います!

こちらもPCとMIDIインターフェイスを介してMIDI接続しています。

sULN-2

私物のMetricHaro ULN-2です。Apogee ensemble、RME等と悩みましたが、低音が太くて音質が柔らかいことが私自身の好みに合いましたので10年ほど前に購入しました。ダンスミュージックを作るのにはめちゃめちゃ向いてると思います。

今でしたらApolloもイイですね、音が柔らかくて好みです。

それではPUSHの機能を簡単ではありますが動画にまとめましたのでご紹介いたします。

DRUMRACKを使用してビートのシーケンスを解説

こちらではDRUMRACKの使い方を簡単に解説しています。DRUMRACKはとにかく打ち込みが簡単で特にステップシーケンサーとしては非常に優秀だと思います。

応用すれば64パッド全て音色の割り当てができ、各パッドにソフトシンセの音やハード機材の音など様々な音色を好きなポジションに配列することもできる最高のパッドコントローラーになります。

OPERATORを使用して音階を付けて演奏するモードの解説

鍵盤モードではスケールやキーを事前に指定しておくと指定したスケール以外の音は鍵盤上から除外されますので、適当にPADを叩いてもスケールを外さずに演奏ができるという素晴らしい機能が付いています。また和音を三角形で視覚的に捉えて演奏することができますのでメロディの生成が非常にシンプルで簡単に進められます。

OPERATORを使用してリアルタイムレコーディングを実践

Fixed Lenghsのボタンを押して小節数を指定した後にRECボタンを押すと、その小節数を繰り返しループしますのでその中で自由にパッドを叩くことで簡単に打ち込み作業を進めることができます。

OPERATORを使用してステップシーケンスを解説

鍵盤を縦に並べてピアノロールの様にステップで入力することも可能です。もちろんスケールを指定しておけばスケールから外れる音は除外されますのでインスピレーションに任せて自由に作曲作業が進められます。

Elektron MACHINEDRUMをPUSHのDRUMRACKでコントロールする為のセッティングを解説

PCとMACHINEDRUMをMIDIインターフェイスを介してMIDIケーブルで繋いでセッティングをするだけで(PC:MIDI OUT-MACHINEDRUM:MIDI IN)PUSHでMACHINEDRUMをコントロールできるようになります。

DRUMRACKのPC上のそれぞれのパッドにEXTARNAL INSTRUMENTをドラック&ドロップをして、それぞれのパッドに対してMIDIチャンネルを設定、パッドごとに音階を入力(MACHINEDRUMのMIDIインプリメイテンションチャートを見ながら入力、もしくは一つずつ音を鳴らして探りながら設定していけば大丈夫です。。)すれば完成です。

あとはDRUMRACKの設定を保存しておけば何時でもMACHINEDRUMの設定を呼び出すことができます!

Elektron MACHINEDRUMをPUSHのDRUMRACKでビートシーケンスを実践

MACHINEDRUMをPUSHのDRUMRACKシーケンスで鳴らしながらMACHINEDRUMのツマミを触って音色を変化させることができます!

ソフトシンセでは得ることの出来ない温かみのある音をPUSHで手軽にコントロールできることでインスピレーションの幅が大きく広がると思います。

Woldolf ROCKETをPUSHで演奏、シーケンスを実践

ROCKETの設定はMIDIインターフェイスを介してPCと繋いで(PC:MIDI OUT-ROCKET:MIDI IN)MIDIチャンネルを合わせるだけですので非常に簡単です。

もちろんスケール、キーの設定もでき、CV/GATEコンバーター等も使用すればモジュラーシンセ等もシーケンスすることができますので、非常に様々なメロディを生成することができるかと思います!

いかがでしょう?PUSHとハードウェアを一緒に使用することで、PCだけではどうしても足りないアナログならではの音の太さやグルーヴ感を補うことができますし、逆にハードウェアだけでは音数が少なかったり、細かいシーケンスの設定ができない等のPCならではの利便性を補完することができます。

ぜひPUSHを中心にハードとソフトを連動させた楽器としての機材の演奏を楽しんでいただければと思います!


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梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)

DJ歴20年、現在も現役DJで活動をしているDJ専門スタッフの阪口です。
今までクラブイベントや野外イベントでDJ、バンドのトラックメイカー、オーガナイザー等々色々と活動してきましたので、DJに関する事なら何でもご相談下さい。

梅田ロフト店
梅田ロフト店

大阪府大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフト8F

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営業時間:10:30~21:00

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