JBL PROFESSIONAL(ジェイビーエル プロフェッショナル)より、レコーディング&ポストプロダクション向けのスタジオモニター ”7 シリーズ”のパワードモデル 「LSR705P」と「LSR708P」が発表されました。
「705P」と「708P」は、7シリーズ用に新開発されたドライバーと、同社マスターリファレンスモニターラインのフラグシップモデル「M2」のイメージコントロールウェーブガイドを搭載した次世代のバイアンプ内蔵スタジオモニタースピーカーです。
どちらのモデルも、高域には1インチ環状ポリマー製ダイヤフラムを搭載したコンプレッション・ドライバー“2409H”を採用。高出力・低歪率で、36kHzまで伸びる優れた高域特性を獲得しています。また、「M2」のために開発した、イメージコントロールウェーブガイドを搭載したことにより、広いステレオ感とともに中央の音像もこれまでになく明確になり、音場の奥行きや音像の大きさを的確に把握できます。これは密度の高いミックスの中でも音源の微妙な変化や音場の空気感をエンジニアが把握できることになります。
高域ドライバーの「2409H」
高域ドライバー「2409H」の内部構造
「705P」モデルには5インチ低域ドライバー“725G”を搭載。39 Hzまでの低域を出力します。「708P」モデルには35 Hzまでの低域を出力する8インチ低域ドライバー“728G”が搭載され、先進のスピーカーテクノロジー“Differential Drive”(ディファレンシャルドライブ)”方式を採用。ボイスコイルを同軸に2つ配置この構造は、歪みを大幅に抑えると同時に卓越した出力音圧と耐入力を実現しています。
低域ドライバーの「725G」と「728G」
各モニター内には各ドライバー用に最適化されていたデュアルアンプシステムを搭載しています。高域ドライバーにはClass-D 120Wのパワーアンプ、低域ドライバーにはClass-D 250Wのパワーアンプがそれぞれ内蔵されています。
両モデルとも、リアパネルにはLCDディスプレイを搭載し画面を見ながらインプットレベルの調整などが行なえます。さらに、DSPベースのルーム・イコライゼーション機能が搭載され、12バンドと8バンドのEQが室内音響の悪影響を軽減、部屋による音響を補正し、あらゆるリスニング環境でも正確な音響で再生することができます。
さらに、本体にはAES / EBUデジタル入力を装備。最大192 kHzのサンプリングレートに対応するD/Aコンバーターは、オーディオインターフェースやミキシング・コンソールといったデジタルハードウェア接続を可能にします。
JBL LSR 705P
JBL LSR 708P
主な仕様
705P Powered | 708P Powered | ||
周波数レンジ(-10dB) | 39Hz~36kHz | 35Hz~36kHz | |
指向角度(水平×垂直) | 110゜×90゜ | 100゜×90゜ | |
最大音圧レベル(1m、Cウェイト) | 107dB SPL(ピーク) | 114dB SPL(ピーク) | |
ドライバー構成 | LF | 725G(5インチ(127mm)) | 728G(8インチ(203mm)) |
HF | 2409H(1インチ(25mm)) | ||
クロスオーバー周波数 | 1,750Hz | 1,700Hz | |
パワーアンプ | 250W×2、Class D | ||
アナログ入力 | 端子・形式 | XLR、バランス | |
最大入力レベル(+4dBu) | +23.3dBu | ||
デジタル入力 | 端子・形式 | XLR、AES/EBU | |
サンプリングレート | 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192kHz | ||
デジタル出力(スルーアウト) | 端子・形式 | XLR、AES/EBU | |
電源 | AC100V、50/60Hz | ||
消費電力(1/8出力、ピンクノイズ) | 50W | 65W | |
寸法(W×H×D) | 152×269×273mm | 252×442×313mm | |
質量 | 5.5kg | 15kg | |
付属品 | 電源コード |
NAMM 2017にて (左がLSR705P、右がLSR708P)
発売日
2018年9月12日
販売価格
705P Powered
(税込) ¥169,730 (税抜 ¥154,300)(1本)
JANコード:0691991006326
708P Powered
(税込) ¥305,140 (税抜 ¥277,400)(1本)
JANコード:0691991006333