JBL PROFESSIONAL(ジェイビーエル プロフェッショナル)が、プロの現場で活躍する優れた音質と高い信頼性を備えた高品位パワード・スピーカー“SRX800 Series”を発売します。
写真左より「SRX812P」「SRX815P」「SRX835P」「SRX818SP」「SRX828SP」
SRX800 Seriesは、選び抜かれたドライバーやAMCRON製パワーアンプを搭載し、従来のパワード・スピーカーの概念を覆す、優れた音質と高い信頼性を獲得。様々な信号処理機能や運用に便利な機能も利用でき、プロの現場のあらゆる要望に応えます。フルレンジ3モデルとサブウーファー2モデルがラインナップされ。パッシブの「SRX800 Passive Series」も近日発売を予定とのこと。
2-Wayパワード・スピーカー
SRX812P
SRX815P
3-Wayパワード・スピーカー
SRX835P
パワード・サブウーファー
SRX818SP
SRX828SP
SRX800 Seriesは、パワード・スピーカーの概念を覆す優れた音質と高い信頼性を備えています。高域ドライバーには、感度に優れ歪率も極めて低い環状ポリマー製ダイヤフラムを搭載し、原音の忠実な再現が可能です。大型ボイスコイルを高磁力のネオジム磁石で駆動するため音圧も十分です。ウェーブガイドには正確な指向制御を実現するPTウェーブガイドを採用。
低域ドライバーは、2つのボイスコイルを備えた独自のディファレンシャル・ドライブ方式を採用。高い耐入力を実現するとともに、低歪率/ワイドレンジで存在感のある低域を出力します。SRX835Pの中域ドライバーは、VTX-V20にも搭載されたテクノロジーをもとに開発されており、優れた音響特性を獲得しました。また、パワーアンプは定評あるAMCRON製。クラスD、2000W(サブウーファーは1000W)出力で、ドライバーの性能を十二分に引き出します。
さらに、増幅段にはAMCRON独自のカスタムIC“DriveCore”を採用しています。DriveCoreは、増幅回路の心臓部となる機能を1チップに集積。自社従来品に比べて500以上の部品を削減し、音質と消費電力を改善しながら信頼性を大幅に向上させました。アンプ出力段には “LevelMAX”リミッターを装備し、ダイナミックレンジを確保しながらスピーカーを効果的に保護します。
高域ドライバー
低域ドライバー
SRX800 Seriesは、高性能なSHARC DSPを内蔵しており、Windows PC用ソフトウェア「Audio Architect」※1/3/4またはiPad/Android端末用アプリケーション「SRX Connect」※2/3/4から操作することで、音量、コンプレッサー、ディレイ、パラメトリックEQの信号処理機能や、ミュート、シグナル・ジェネレーター等の運用に便利な機能が操作できます。
「Audio Architect」は固定設備での使用やより詳細な設定を行いたい場合に便利です。直感的なコントロールが可能な制御画面で様々な機能が操作できます。「SRX Connect」では操作できない、入力信号レベル、位相反転の操作や、アンプモニター等の機能も利用できます。複数のSRX800を接続すれば、システム全体の制御や監視を一元的に行うことも可能です。設定した値はプリセットとしてスピーカー内部に保存でき、次回からは本体のみで呼び出すことができます。
「SRX Connect」は簡易PAで使用する場合に便利です。端末からワイヤレスで様々な機能が操作できます。複数のSRX800を接続することでシステム全体を制御することも可能です。設定した値は端末内に保存でき、簡単に呼び出すことができます。「Audio Architect」と「SRX Connect」はどちらも無償でダウンロードできます。
※1. Audio Architectを使用するためには、以下の動作環境を満たすPCが別途必要です。
●推奨環境
OS:Windows 7/8.1(いずれも64bitのみ)、CPU:64bitデュアルコア@2.5GHz以上、RAM:8GB以上
●最小環境
OS:Windows Vista/7/8.1(いずれも64bitのみ)、CPU:64bitデュアルコア@2.0GHz以上、RAM:2GB以上
※2. SRX Connectを使用するためには、「iOS 7.0以降のiPad」もしくは「Android OS 2.3以降の端末」と無線LANルーターが別途必要です。
※3. Audio ArchitectとSRX Connectは同時に使用できません。また、Audio ArchitectとSRX Connectのプリセットに互換性はありません。Audio Architectで本体に保存したプリセットはSRX Connect使用時は選択できません。SRX Connectで端末に保存したプリセットはアプリケーション内のみに保存され、本体やAudio Architectで呼び出すことはできません。
※4. 本体のみで操作できる信号処理機能は、プリセットの切り替えを除き入力信号レベル、入力ゲイン、出力音量のみです。それ以外の機能はAudio ArchitectやSRX Connectから操作する必要があります。ミュート、シグナル・ジェネレーター、アンプモニター等の機能も本体のみでは利用できません。
「Audio Architect」の操作画面
「SRX Connect」の操作画面
SRX800 Seriesは、効率的な運用を実現する多彩な機能を満載しています。XLR/標準フォーン対応の入力端子を2系統装備。フルレンジ・モデルはチャンネルごとに入力信号レベルの切り替え(+24dB/+12dB/0dB)やゲインの調整が可能です。ダイレクトアウト端子もチャンネルごとに装備しており、フルレンジ・モデルはミックス出力端子も備えています。さらに、用途や組み合わせて使用するスピーカーに合わせて各信号処理機能を最適な値に設定したプリセットがあらかじめ用意されており、本体のみで簡単に呼び出すことができます。「Audio Architect」で保存したプリセットも呼び出し可能です。また、バックライト付きのディスプレイを装備し各種設定が素早く確実に行えるうえ、入出力メーターを表示させることもできます。一定時間信号の入力が無い場合に自動的に待機状態に移行するオートスリープ機能も備えており、消費電力を削減できます。
SRX812P背面パネル(他のフルレンジ・モデルも同様です)
SRX818SP背面パネル(SRX828SPも同様です)
SRX800 Seriesは、様々な設置方法に対応します。フルレンジの3モデルはポールソケットを装備。SRX812P、SRX815Pは2種類のソケットを備えており、正面または下向きに設置できます。SRX818SPは上面のポールソケットでフルレンジ・スピーカーを上部に設置可能です。また、全てのフルレンジ・モデルは、サスペンション・ポイントを装備し吊り下げにも対応できるうえ、SRX812PとSRX815Pは横向きに置いてステージモニターとしても使用できます。さらにサブウーファーの2モデルは、オプションのキャスターを装着可能で、移動の労力を低減できます。
SRX812P | SRX815P | SRX835P | ||
形式 | 2-Wayパワード・フルレンジ | 3-Wayパワード・フルレンジ | ||
周波数レンジ(-10dB) | 40Hz~21kHz | 36Hz~21kHz | 33Hz~21kHz | |
指向角度(水平×垂直) | 90°×50° | 60°×40° | ||
最大音圧レベル | 136dB SPL | 137dB SPL | ||
ドライバー 構成 | LF | 2272F(12インチ(305mm)) | 2275F(15インチ(381mm)) | |
MF | ― | 2107H(6.5インチ(165mm)) | ||
HF | 2432H(3インチ(75mm)) | |||
クロスオーバー周波数 | 1.9kHz | 2kHz | 330Hz、2.4kHz | |
パワーアンプ | 2,000W(ピーク)、Class D | |||
入力 | チャンネル数 | 2 | ||
端子・形式 | XLR(3P)と標準フォーン(3P)対応の複合型端子 | |||
インピーダンス | 40kΩ(バランス)、20kΩ(アンバランス) | |||
インジケーター | Power、Link、Data | |||
電源 | 100V、50/60Hz | |||
消費電力 (1/8出力時、ピンクノイズ) | 85W | 85W | 85W | |
エンクロージャー | 18mm合板、Duraflex仕上げ | |||
寸法(W×H×D) | 414×631×428mm(除突起部) | 459×692×480mm(除突起部) | 542×977×477mm(除突起部) | |
質量 | 26kg | 30kg | 39kg | |
付属品 | 電源コード、和文取扱説明書 |
SRX818SP | SRX828SP | ||
形式 | パワード・サブウーファー | ||
周波数レンジ(-10dB) | 29Hz~150Hz | ||
最大音圧レベル | 135dB SPL | 141dB SPL | |
ドライバー構成 | 2279F(18インチ(460mm)) | 2279F(18インチ(460mm))×2 | |
クロスオーバー周波数 | 80Hz | ||
パワーアンプ | 1,000W(ピーク)、Class D | 1,000W+1,000W(ピーク)、Class D | |
入力 | チャンネル数 | 2 | |
端子・形式 | XLR(3P)と標準フォーン(3P)対応の複合型端子 | ||
インピーダンス | 40kΩ(バランス)、20kΩ(アンバランス) | ||
インジケーター | Power、Link、Data | ||
電源 | 100V、50/60Hz | ||
消費電力 (1/8出力時、ピンクノイズ) | 85W | 170W | |
エンクロージャー | 18mm合板、Duraflex仕上げ | ||
寸法(W×H×D) | 684×569×684mm(除突起部) | 1,202×570×682mm(除突起部) | |
質量 | 40kg | 68kg | |
付属品 | 電源コード、和文取扱説明書 |
発売日
2016年4月25日
販売価格
SRX812P
近日公開 税抜き240,000円前後を予定
SRX815P
近日公開 税抜き260,000円前後を予定
SRX835P
近日公開 税抜き300,000円前後を予定
SRX818SP
近日公開 税抜き300,000円前後を予定
SRX828SP
近日公開 税抜き370,000円前後を予定