YAMAHA PXシリーズ 発表!DSPを搭載したヤマハの新パワーアンプ

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YAMAHA ( ヤマハ ) の約40年のパワーアンプ開発で培ったノウハウと最新の技術を盛り込んだDSP搭載の2chパワーアンプ”PXシリーズ”「PX3」「PX5」「PX8」「PX10」4機種が発表されました。

PXシリーズは、高い品質と高い信頼性を両立しながらも控えめな価格を実現したことで人気の高いスタンダードモデル”P-Sシリーズ”をさらに機能を進化させたパワーアンプリファイアーです。

1976年に発表したヤマハのパワーアンプ第一号機「P2200」以来、約40年にわたり、最良のサウンド、圧倒的なパワー、高い信頼性を実現したパワーアンプをライブSRをはじめとする様々なシーンに送りだしてきました。その血統を受け継ぎつつ、最新の技術とノウハウを盛り込んだPXシリーズは高い出力性能と優れた信号処理能力を備えています。

カスタムLSIを使用した新規設計のクラスDエンジンを搭載し、1チップに必要な機能を凝縮しシンプルな構成にすることで軽量化と高信頼性を両立。また高性能DSPとヤマハの信号処理技術におけるノウハウ融合による柔軟なプロセッシングにより、使用するスピーカーに最適な設定を施すコンフィグウィザードやヤマハスピーカーに最適チューニングのプリセット群など、簡易な操作でスピーカーを保護しながら最大限のパワーをスピーカーに提供します。

パワーが異なる4モデルをラインアップし、ライブSRから設備音響まで、幅広いアプリケーションに対応します。

PXシリーズ の主な特徴

  • 自社設計カスタムLSIを使用した新規設計のクラスDエンジンを搭載し、音質・効率・信頼性の向上、ならびに軽量化(約7kg前後)と省電力化を実現。
  • システムドライブに不可欠なプロセッサを内蔵し、アウトボードを必要としないシンプルなシステムを大型LCD画面のUIから構築・操作可能。
  • シンプル操作でプラグアンドプレイが可能な「ベーシックモード」と、詳細設定が可能な「アドバンストモード」を用意。USBメモリによるコピー機能も搭載し、設定の大幅な時間短縮が可能。
  • コンフィグウィザードを使用することで、各種スピーカーへの最適設定を瞬時に行う事が可能。特にヤマハスピーカーについては、モデル毎に最適な設定を施したプリセットを用意。
  • 設備等での誤動作を防止する「パネルロック機能」を搭載。また機器情報や動作ログの表示、USBへの保存機能により迅速なトラブルシューティングが可能。

強力な出力性能

自社設計カスタムLSIを使用した新規設計のクラスDエンジンは、PLL技術をクラスDアンプに応用し伝達特性をリアルタイムにコントロールすることで音質・性能と効率駆動を実現、また1チップに必要な機能を凝縮しシンプルな構成にすることで軽量化と信頼性を向上しました。
従来のアンプ回路と部品構成を徹底的に見直すとともに先進の技術を取り入れ、低い消費電力、低ノイズ、高音質、高次元な保護機能と相反する要素を高いレベルで実現しています。

ラインナップ

様々なアプリケーションに対応するようパワーが異なる4モデルを用意しています。
PX10は1,200W(4Ω)、PX8は1050W(4Ω)、PX5は800W(4Ω)、PX3は500W(4Ω)もの大出力を各チャンネルから確保。
また、PX5とPX3はパワーブーストモードを活用することでチャンネルあたり出力を上げることも可能です(ただしチャンネル数は半分になります)。

YAMAHA PX10

1,000W x2、2U、7.4kg、310W

YAMAHA_PX_06

YAMAHA_PX_07

YAMAHA PX8

800W x2、2U、7.2kg、280W

YAMAHA_PX_05

YAMAHA PX5

500W x2、2U、6.9kg、230W

YAMAHA_PX_04

YAMAHA PX3

300W x2、2U、6.9kg、160W

YAMAHA_PX_02

YAMAHA_PX_03

※ 出力(8Ω)、サイズ、質量、消費電力(=1/8 MAX power, 4Ω,Pink noise at all channels)

優れた信号処理能力

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PXシリーズに搭載されたDSPは、6バンドPEQ、クロスオーバー、フィルター、ディレイ、リミッター等の強力なプロセッサを内蔵し、外部アウトボードを用意する必要がなく、大型LCD画面からシンプルにシステム構築が操作可能です。
また接続するスピーカーの用途に最適な周波数特性に設定するD-CONTOURを搭載。FOH、フロアモニター其々に適した設定を行うことができ、効果のかかり具合も簡単に調整が可能です。

ユーザーの知識、用途に合わせたモード設定

PXではユーザーの知識、用途に合わせてベーシックモードとアドバンストモードを用意。ベーシックモードは、最低限の設定だけで簡単に使用したいときに便利で、アドバンストモードは、詳細にわたり設定したいときに使用します。PXアンプの設定はアンププリセットとして本体に8個まで保存でき、瞬時に呼び出すことができるため、素早く簡単にセットアップを完了できます。
またこれらのプリセットデータはUSBポートより他のPXアンプに設定をコピーする事が可能なため、仕込み時間を大幅に短縮できるだけでなく、様々なシーンに合わせたカスタマイズが可能になります。

各種スピーカーへの最適設定を可能にするコンフィグウィザードとヤマハスピーカープリセット

コンフィグウィザードを使用することで、各種スピーカーへの最適設定を瞬時に行う事ができます。
接続するスピーカーの組み合わせ、接続するスピーカーを設定し、フィルター、クロスオーバーを選ぶだけで設定完了。ヤマハスピーカーと組み合わせて使用する場合、モデル毎に緻密にチューニングされた設定が既に組み込まれているため接続するスピーカーの組み合わせ、接続するスピーカーの設定を行うだけで最適な設定が施されます。
アドバンストモードではさらに詳細にわたる設定が可能で、入力信号のルーティング、入力感度/アンプゲイン、スピーカーインピーダンスを選ぶ事ができます。

豊富な入出力端子と堅牢なハードウェア

入力端子はXLR、TRSフォーンをパラレル装備(どちらか一方の接続)。出力端子はバインディングポストに加え、スピコン、フォーンを備え様々な用途に対応します。
持ち易さと堅牢さを兼ね備えたハンドルなど、ハードウェアの細部にわたりプロフェッショナルの要求に応える設計になっております。

様々な設定、監視が可能なUTILITY

PXシリーズでは様々なパネル設定、状態監視、データのやり取りが可能です。また、アンプ内部の状態が見れるDevice Information、動作ログの表示、USBメモリへの保存機能を使えば迅速なトラブルシューティングが可能となります。パネルロックを設定すれば設置後、誤って操作をされる事を防ぐ事ができます。

発売日

2016年6月

販売価格

PX10
(税込) ¥118,800 (税抜 ¥108,000)
JANコード:4957812587075

PX8
(税込) ¥103,400 (税抜 ¥94,000)
JANコード:4957812587150

PX5
(税込) ¥90,200 (税抜 ¥82,000)
JANコード:4957812587235

PX3
(税込) ¥74,800 (税抜 ¥68,000)
JANコード:4957812587310




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