リットーミュージック社はボーカロイドで楽曲制作されている方必見の1冊「ボカロPのDTMテクニック100」をまもなく発売いたします。
10人のボカロPが自宅スタジオでの曲作りを大公開!
多くの殿堂入り楽曲、あるいはミリオン再生楽曲で知られる10人の有名ボカロPの方々に、自宅スタジオでの曲作りをたっぷり教えていただきました!
ニコニコ動画に投稿されている人気楽曲で使用されたDTMテクニックを、お1人につき10個ずつ解説していただいています。
またスタジオや機材の写真、さらには作曲ノウハウに関するインタビューなども掲載。“100”と銘打っていますが、実際には100以上のアイディアやテクニックが満載です。
ご登場いただいたのはDECO*27、OSTER project、sasakure.UK、40mP、ピノキオピー、椎名もた、monaca:factory、ざにお、whoo、鬱Pの皆さん。いずれも多くの殿堂入り楽曲、あるいはミリオン再生楽曲で知られるボカロ・シーンの重要アーティストと言える方々ばかりです。
全DTMer必見のとても刺激的な1冊となっています!
リットーミュージック社の編集担当よりひとこと
DTMで気になることと言えば、
「こういうとき、ほかの人はどうしてるんだろ?」だったりしませんか?
大抵、1人でパソコンに向かってることが多いですからね……。
そんなときは、この本です!
10人の人気ボカロPの皆さんが、自らキャプチャーしたスクリーンショットを、ノウハウ解説付きで公開していただきました。実際、取材のときには目の前であの有名曲のデータが開かれていると思うと、とても緊張しました。そして意気込むあまり、「こ、これはどうなってるんですか?」攻撃を遠慮会釈なく長時間にわたって繰り広げてしまいました……。
でも、そんな取材班に対して、皆さんはニコニコとそして熱心に解説してくださったのです。とても感動しました。
また監修していただいたU/M/A/Aのスタッフの方々もDTMへの造詣が非常に深く、さまざまな面からサポートしていただきました。
この場を借りて、あらためて登場してくださったアーティストの皆様、そしてU/M/A/Aの皆様にお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!
(出版3部/永島様)
そんな書籍「ボカロPのDTMテクニック100」をちょっとだけ覗いてみる
アーティスト
- DECO*27
- OSTER project
- sasakure.UK
- 40mP
- ピノキオピー
- 椎名もた
- monaca:factory
- ざにお
- whoo
- 鬱P
コンテンツ
1アーティストにつき16ページで構成しています。
- プロフィール&セレクテッド・ディスコグラフィ:2ページ
- スタジオ写真&主要機材リスト:2ページ
- 作曲インタビュー:2ページ
- DTMテクニック01〜10:10ページ
■ARTIST 01:DECO*27
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「妄想税」「音偽バナシ」「大掃除」
TECHNIQUE 01 エレキギターはAxe-FX ULTRAで音作り
TECHNIQUE 02 コピペで構築していくギター・トラック
TECHNIQUE 03 アコギはChris Load-Algeでキラキラさせる
TECHNIQUE 04 さまざまな声色を使った1人コーラス
TECHNIQUE 05 AUTO-TUNEでボカロの調声
TECHNIQUE 06 ボカロを聴こえやすくするための波形編集
TECHNIQUE 07 きれいに聴こえるようにボカロ・トラックはコンプ2段掛け
TECHNIQUE 08 ミックスのポイントはドラムとベース、そして歌
TECHNIQUE 09 Logic Pro X内蔵のDrummerでドラム・トラックを作成
TECHNIQUE 10 “妄想税ベース”とデビュー当時から使い続けているベース音色
■ARTIST 02:OSTER project
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「White Snow Falling」「Music Wizard of OZ」「PIANO*GIRL」
TECHNIQUE 01 キー・スイッチを活用した管楽器の打ち込み
TECHNIQUE 02 クラシカルなフレージングのストリングス
TECHNIQUE 03 駆け上がりのリアルな表現方法
TECHNIQUE 04 基準となるコードを表示してハーモニー作り
TECHNIQUE 05 緻密に打ち込まれたピアノ・フレーズ
TECHNIQUE 06 5連符を使用したドラムの跳ね感
TECHNIQUE 07 ゴースト・ノートでベースをグルービーに
TECHNIQUE 08 日本語と英語のライブラリを併用したコーラス・ワーク
TECHNIQUE 09 大容量音源を使用したギター打ち込み
TECHNIQUE 10 “鬼畜”なホーン・セクション音源
■ARTIST 03:sasakure.UK
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「Mr. Wonderland feat. ピリオ」「蜘蛛糸モノポリー feat. 初音ミク」「セイヴザプリンセス」
TECHNIQUE 01 音域と広がりを考慮したコード楽器アレンジ
TECHNIQUE 02 手描きビブラートでシンセ・ソロ
TECHNIQUE 03 空間を生かすシンセ・アルペジオ
TECHNIQUE 04 ベロシティの変化でベースにグルーブを
TECHNIQUE 05 オーディオ素材でドラム・トラックを構築
TECHNIQUE 06 “伸ばす音”と“細かく切る音”を考えたピアノ・ソロ
TECHNIQUE 07 ボカロ・トラックのピッチ補正
TECHNIQUE 08 ボカロ・トラックのエフェクト処理
TECHNIQUE 09 コラボレーションによる曲作り①
TECHNIQUE 10 コラボレーションによる曲作り②
■ARTIST 04:40mP
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「Going My Way!」「ラクガキピカソ」「恋愛裁判」「フタリボシ(vocal シャノ&千穂)」
TECHNIQUE 01 ドラムのクオンタイズは50%でグリッドには完全には合わせない
TECHNIQUE 02 パーカッションはコンガを多用
TECHNIQUE 03 ベースはピッチベンドでアーティキュレーションを
TECHNIQUE 04 オルガンのサウンドは太さが魅力のB3 PREMIER
TECHNIQUE 05 バンド・サウンドとのなじみやすさでピアノ音源はIvoryを選択
TECHNIQUE 06 カルテット編成でのストリングス・アレンジ
TECHNIQUE 07 ホーン・セクションはブレスも考慮してフレーズ構築
TECHNIQUE 08 歯切れの良さをボーカロイド・エディターで作り込む
TECHNIQUE 09 リバーブのセンド・レベルを変えて空間をコントロール
TECHNIQUE 10 打ち込みドラムと生ドラムの違いはアンビエンスなどの部屋の鳴り
■ARTIST 05:ピノキオピー
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「ニナ」「スケベニンゲン」「ラブ・イズ・オノマトペ」「ありふれたせかいせいふく」
TECHNIQUE 01 アルペジエイターでシンセ音色作り
TECHNIQUE 02 複数のドラム音源を適材適所で
TECHNIQUE 03 ヒューマナイズ機能でドラムのデータをズラす
TECHNIQUE 04 Transient Designerで好みのスネア・サウンドに
TECHNIQUE 05 ギターはハード+ソフトの複合技で音作り
TECHNIQUE 06 コンプとTRANSMODで言葉の頭をがっつり強調
TECHNIQUE 07 Studio One 2とVOCALOID3 EditorをReWire接続
TECHNIQUE 08 VOCALOID3 Editor上の調声
TECHNIQUE 09 EDM系サウンド・メイキング
TECHNIQUE 10 超過激なスタッター・サウンド
■ARTIST 06:椎名もた
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「3年C組14番窪園チヨコの入閣」「うたをうたうひと」「ピッコーン!! 」「嘘ップ」
TECHNIQUE 01 Stutter Editでビートを切り刻む
TECHNIQUE 02 ビット・クラッシャーで声を加工
TECHNIQUE 03 声はEQとマキシマイザーで聴き取りやすく
TECHNIQUE 04 UTAUで自身の音声ライブラリを制作
TECHNIQUE 05 多彩なビート・メイキング
TECHNIQUE 06 キックにはfabfilter Pro・Cを“感覚”で
TECHNIQUE 07 チップ・チューン・サウンド
TECHNIQUE 08 Sylenth 1の太いベースがお気に入り
TECHNIQUE 09 フィルターによる楽曲展開
TECHNIQUE 10 打ち込みによるギター・サウンド
■ARTIST 07:monaca:factory
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「プシケとフロウ」「マーメイド」「ローレライ」「ワンダーワームホール」
TECHNIQUE 01 お気に入りのピアノ音源はPIANOTEQ
TECHNIQUE 02 エキサイターでピアノをきらめかせる
TECHNIQUE 03 逆再生音でアレンジされた「ローレライ」
TECHNIQUE 04 “攻め”のフレーズ作り
TECHNIQUE 05 声の明るさを変えて表情を付ける
TECHNIQUE 06 ダイナミクスでアタックを加える
TECHNIQUE 07 DAW上でのキャラクター作り
TECHNIQUE 08 オートメーションでサイド・チェイン・コンプ
TECHNIQUE 09 ディレイ・タイムのオートメーションで効果音
TECHNIQUE 10 「マーメイド」の倍速ドラム
■ARTIST 08:ざにお
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「Transit」「ジェミニ」「TWO WORLDS」「Distance」「MONO」
TECHNIQUE 01 3種類のキックでグルーブを作る
TECHNIQUE 02 生ドラムを刻んだドラム・セクション
TECHNIQUE 03 波形編集で再構成されたピアノ
TECHNIQUE 04 ボイシングがキモとなるストリングス系パッド
TECHNIQUE 05 ミックス全体に透明感を出すためのテクニック
TECHNIQUE 06 コーラスは声部ごとにパンやエフェクトを設定
TECHNIQUE 07 AUTO-TUNEのもう一つの使い方
TECHNIQUE 08 楽曲展開に合わせたシンセ音色変化
TECHNIQUE 09 ブレイクを駆使した楽曲展開
TECHNIQUE 10 ベテラン・ドラマーも注目したビート
■ARTIST 09:whoo
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「虹」「ワルツ」「雀色コンデンサ」
TECHNIQUE 01 ショート・ディレイで太いクリーン・トーンに
TECHNIQUE 02 ダブラーでギターに厚みと広がりを加える
TECHNIQUE 03 低域と高域に分けたベースの音作り
TECHNIQUE 04 2本のマイクを使用したアコギ録り
TECHNIQUE 05 複数のコンプレッサーを利用したアコギの音作り
TECHNIQUE 06 鍵盤ハーモニカなどのマイキング
TECHNIQUE 07 ピアノ演奏の感覚をベロシティで表現
TECHNIQUE 08 “使える”フリーのストリングス音源
TECHNIQUE 09 音色を細かく使い分けるドラム打ち込み
TECHNIQUE 10 少しずつ音圧を稼ぐマスタリング技
■ARTIST 10:鬱P
PRIVATE STUDIO & EQUIPMENT
COMPOSITION(インタビュー)
※テクニック解説楽曲:「インパーフェクトアニマルズ」「地獄ポップス」「皆殺しのマジック」
TECHNIQUE 01 ベースはプリアンプを通して輪郭を出す
TECHNIQUE 02 Axe-FX IIで2台のアンプを使ったベース音色作り
TECHNIQUE 03 ギターは2本重ねたとき良い音になることを目指す
TECHNIQUE 04 ギターは重ねても最大4本まで
TECHNIQUE 05 ギター・トラックのミックス系エフェクト
TECHNIQUE 06 地声シャウトの作り方
TECHNIQUE 07 デスボイスの作り方
TECHNIQUE 08 2種類のサウンドをブレンドするドラム・サウンド
TECHNIQUE 09 スネアはトランジェントとリバーブで音作り
発売日
2014年9月25日(木)
販売価格
書籍 「ボカロPのDTMテクニック100」
(税込) ¥1,980 (税抜 ¥1,800)仕様:B5判/176ページ
監修:U/M/A/A Inc.
出版社:㈱リットーミュージック
ISBNコード:9784845625017