IK MultimediaがT-RackS® Custom Shopに英国EQの名機をモデルにした「EQ73」「EQ81」をリリース。
EQ73、EQ81は、英国を代表するイコライザー・モジュールのEQだけでなく、そのプリアンプのふるまいまで忠実にモデリングしたT-RackSの新作モデルです。N●V●っぽいですね~
EQ73
T-RackS EQ73は、1970年に設計された英国製プリアンプ・EQモジュールの名機に基づくモデルです。クラスA増幅回路によるロー・シェルフ、ミッド/プレゼンス・ピーク、ハイ・シェルフの3バンドEQは、控えめに使っても、豊かな倍音により音楽的な色を与えてくれます。キック、スネア、ベース、ギターからボーカルまで、ミックスの中心となるトラックに最適なモデルです。
EQ81
T-RackS EQ81は、1973年に設計された英国製プリアンプ・EQモジュールの名機に基づくモデルです。ピークEQに切替可能なるロー・シェルフ、ハイ・シェルフ、Qをスイッチで切替可能な2バンドのピークEQと、不要な帯域をカットするハイパス/ローパス・フィルターにより、正確かつ音楽的な処理が可能です。ドラムなどパーカッシブなトラックや、中音域が鍵となるギター、ボーカルの処理に最適なモデルです。
プリアンプのふるまいも忠実にモデリング
EQ73、EQ81が再現しているのは、イコライザー・カーブだけではありません。IK Multimediaがギターアンプやビンテージ機器を再現する中で培ってきたモデリング技術により、アナログ・サチュレーション、各パラメータの相互作用といった「ふるまい」まで忠実にモデリングされています。クラスA回路によるEQ73を低めのゲインで使うと倍音による色付けでキックやスネアのパンチが生まれ、大きめのゲインではアナログ・サチュレーションにより音が太くなります。クラスAB回路によるEQ81でも、プリアンプ部とEQの相互作用が独特なサウンドの鍵となっています。
プラグインとして使いやすいように、デザイン変更も
EQ73、EQ81とも、モデルになったモジュールは周波数とゲインがツマミ、リングで一つにまとまっていますが、EQ73、EQ81では周波数ツマミとゲイン・ツマミを独立させています。実機デザインの再現にこだわりすぎて、視認性、操作性を犠牲にしているプラグインが多い中、時間に追われるエンジニアの操作ミスを防ぐように配慮した結果の仕様です。
T-RackS Custom Shopについて
1999年に初代バージョンが登場して以来、その確かなアナログ・モデリング技術が高く評価されてきたミキシング & マスタリング・スイートT-RackS。EQ、コンプレッサー、リミッター、ソフトクリッパー、CSRリバーブなど、複数のモデルを配列して使うことのできる「スイート」仕様により、スタンド・アローンでオーディオ・ファイルを読み込んでマスタリングが行える他、DAWのトラック、AUX、マスターフェーダーに個別にインサートして使うミックス用プラグインとしてもお使いいただけます。プラグイン・フォーマットとしては、、AAX Native、Audio Units、RTAS、VSTに対応し、Mac OS、Windowsとも32ビット、64ビットの両システムでお使いいただけます。
T-RackS CSでは、アプリ内からアクセスできるCustom Shopにて、モデルを1つづつ追加購入できる(カスタム・ショップ)システムを導入。無償版も用意されたT-RackS CSをインストールすれば、アプリ内から好きなEQ、コンプレッサー、リミッター、チャンネル・ストリップの他、CSR Classik Studio Reverbリバーブを追加していくことができます。購入前のモデルでも14日間試用することができるので、お気に入りのプロオーディオ・ショップで試聴する感覚で買い物をお楽しみいただけます。
価格と入手方法
T-RackS EQ73およびEQ81は、T-RackS Custom ShopまたはIK Online Storeにて、€79.99もしくはGear Credit 100ポイントでお買い求めいただけます。