MIDIとオーディオの違いとは?【今さら聞けない用語シリーズ】

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MIDI(ミディ)とは何でしょう?

先ほどのDAWの画面をもういちど見てください。

MIDI_AUDIO_01

黄色で囲ってある場所が「MIDIデータ」が収納されている「MIDIトラック」というものです。

ではあるMIDIデータを、色々な画面で見てみることにします。なお各画面の名前はCubaseでの呼び方で、これはDAWの種類によって変わります。

キーエディタ画面で見た場合

MIDI_AUDIO_4

縦軸が鍵盤になっています。ピアノロールなどと呼ぶDAWもありますが、なんとなく音がそこにある感じといったイメージは伝わりますね。

では次にリストエディタ画面。

MIDI_AUDIO_3

数字ばかりで何がなんだかよくわかりませんが、データ自体は先ほどのキーエディタ画面のデータとまったく同じものなのです。

では最後にスコアエディタ(楽譜)画面でみてみると・・・

MIDI_AUDIO_2

いかがですか?これでやっと音楽のデータという感じがしてきましたね。

というわけでMIDIデータというものはオーディオデータとは異なり、音そのものではなく、主に「演奏情報」になるのです。MIDIデータは、非常に簡単に言うと主に「どの音程の音を、どれだけの強さで、どれだけの時間、弾いたか?」という情報をデジタル化したもので「人間の演奏をデータとして記録しているもの」と考えて下さい(実際は鍵盤の演奏データ以外の様々な情報を扱います)。

このMIDIデータを使ってソフトシンセ(プラグインソフト)や外部のシンセサイザーなどを演奏させることができるのです。

MIDI_AUDIO_13

ということで

MIDIデータ:主として演奏情報

とりあえずオーディオとMIDIの違いがなんとなくわかっていただいたと思いますが、「演奏情報?なにそれ?」という方のために、MIDIについて、さらに詳しくご紹介していきたいと思います。


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