MIDI(ミディ)とは何でしょう?
先ほどのDAWの画面をもういちど見てください。
黄色で囲ってある場所が「MIDIデータ」が収納されている「MIDIトラック」というものです。
ではあるMIDIデータを、色々な画面で見てみることにします。なお各画面の名前はCubaseでの呼び方で、これはDAWの種類によって変わります。
キーエディタ画面で見た場合
縦軸が鍵盤になっています。ピアノロールなどと呼ぶDAWもありますが、なんとなく音がそこにある感じといったイメージは伝わりますね。
では次にリストエディタ画面。
数字ばかりで何がなんだかよくわかりませんが、データ自体は先ほどのキーエディタ画面のデータとまったく同じものなのです。
では最後にスコアエディタ(楽譜)画面でみてみると・・・
いかがですか?これでやっと音楽のデータという感じがしてきましたね。
というわけでMIDIデータというものはオーディオデータとは異なり、音そのものではなく、主に「演奏情報」になるのです。MIDIデータは、非常に簡単に言うと主に「どの音程の音を、どれだけの強さで、どれだけの時間、弾いたか?」という情報をデジタル化したもので「人間の演奏をデータとして記録しているもの」と考えて下さい(実際は鍵盤の演奏データ以外の様々な情報を扱います)。
このMIDIデータを使ってソフトシンセ(プラグインソフト)や外部のシンセサイザーなどを演奏させることができるのです。
ということで
とりあえずオーディオとMIDIの違いがなんとなくわかっていただいたと思いますが、「演奏情報?なにそれ?」という方のために、MIDIについて、さらに詳しくご紹介していきたいと思います。