MIDIキーボード
「鍵盤は弾けないからキーボードは必要ない」という方もいらっしゃると思いますが、いえいえそんなことありません。「打ち込み」するなら絶対にMIDIキーボードが必要です。
マウスだけでも打ち込みは可能ですが、特にドラムの演奏データ入力の際などはキーボードのほうが楽ですし、スピードも速いです。
シンセとMIDIキーボード
ここでいうMIDIキーボードとは、「MIDI」の情報を作曲ソフトに入力(打ち込み)するためのコントローラー。データを入力するための専用機材なので、音源は搭載されておらず、単体では楽器として使用できません。一方、比較的リーズナブルなプライスで機能性の高い様々なラインナップが発売されています。
USB端子を装備していて、パソコンと接続可能なキーボードをお持ちでしたら、それでもOKです。USB端子は無いけどMIDIOUT端子があるシンセ等をお持ちの方の場合は、MIDI入力端子つきのオーディオ・インターフェースが必要になります。ちょっとややこしくなってきましたが、この時点ではまだアバウトな理解で結構です。
MIDIキーボードの選び方
MIDIキーボードは音楽制作の現場では広く取り入れられている機材です。ではなぜMIDIキーボードを使う必要があるのでしょうか?それは
これに尽きます。
どれくらい簡単になるかと言うとテレビのリモコンをイメージしてみてください・・・・
テレビのチャンネルはテレビ本体のスイッチでも操作できますが、リモコンで操作した方がずっと楽にチャンネルを切り替えられますね。同様にMIDIキーボードがあれば本来はマウスで色々な場所をクリックしなければならない作業を手元でコントロール出来るという訳です。
例えば「ド・ミ・ソ」とマウスで音を入力しようとしたら「3回画面をクリック」しなくてはいけませんが、MIDIキーボードなら片手で3つの音を同時押すだけで終了ですね。
さらに音の長さや強さといったMIDI情報も鍵盤で演奏することで一気に入力することができます。
このようにMIDIキーボードを使用した場合、楽曲制作の作業時間がマウス操作の3~5倍のスピードで出来る様になると言われています。せっかく浮かんだアイデアなのに、入力に時間をかけている間に忘れてしまった・・・・なんてことはよくある話ですね。
作業スピードが速くなればより気軽に楽曲制作を楽しめますし、空いた時間でより曲のクォリティを高める事ができます。
MIDIキーボードは直接的には音に影響を与えませんが、操作性向上の観点からは、間接的に曲のクォリティ向上に重要な役割を担っているのです。
鍵盤数
鍵盤数は25,49,61など、色々なバリエーションがあります。自分の作業スペースにあったものを選ぶと良いでしょう。ほとんどの機種には「トランスポーズ」機能と言って鍵盤の音域をシフトすることができます。ピアノ等の演奏を録音したいのならできるだけ鍵盤数の多い機種を選択することが望ましいですが、ステップ入力等が中心であれば少なめの鍵盤でも問題ないでしょう。
コントローラー
さまざまなツマミ、スライダー、パッドなどが装備されている機種もあります。
たとえばパッドを叩いてドラムを入力したり、音量や、定位(パン)、フィルター等をリアルタイムにコントロールするといった事もできます。これがかなり重宝します。
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お近くの店舗で実物を見てしっくり来るものを選んでください。
これは88鍵盤のMIDIコントローラー
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この記事のポイント
こんにちはサカウエです。鍵盤が弾けなくてもMIDIキーボードがあると、