皆様こんにちは、梅田ロフト店DJ・PA・シンセ担当の阪口です。
今日は先日開催しました「第5回シンセ・モジュラーワークショップ&ライブセッション」の様子を簡単にレポートさせていただきたいと思います。
シンセ・モジュラーワークショップ&ライブセッションは今回で5回目となりますが、イベントの趣旨としてはシンセやガジェット、モジュラーシンセなどを使用して電子音楽を製作、ライブ演奏することに興味のある全ての方に経験者、未経験者問わず気軽に遊びに来ていただきたい!初心者、上級者問わずライブ出演、鑑賞、ディスカッションを通じてお互いに情報交換をすることで皆さんの研鑽の場となれれば、と思い実施しております。
イベントの趣旨、概要についてはコチラをご覧ください↓
第5回 シンセ・モジュラーワークショップ&LIVE SESSION 2/12開催決定!
今回はいつもの梅田ロフト店店頭ステージから心斎橋の隠れ家的テクノバー?「オオノ屋」さんに会場を移して開催しました。
オオノ屋さんの入り口、心斎橋駅から徒歩5分ぐらいと好立地ですので興味のある方はぜひ遊びに行ってみてください!ご飯もかなり美味しいです!
こんな看板が付いてます↓
イベント終了後の夜に撮影しましたのでちょっとこわい感じになってしまっていますが、日中はむしろオシャレな感じさえして全然こわくありません!
中に入ると一階がバーカウンター、二階にDJブースと畳の間がありますが今回は二階の畳の間にシンセ、ガジェット、モジュラー等をドカッと置いて順番にライブ、ディスカッションをしていく形で進行します。
二階の畳の間にて、機材搬入の様子↓
一階のバーカウンターから二階の様子をモニターできるようになっていました。
写真はイベント中のモニターの様子↓
今回は関西を中心に非常に精力的に活動をされている6名のアーティストの方にお越しいただき、ライブ演奏の後に解説→ディスカッションという流れで進行しました。本日はそんな当日の様子を簡単にご紹介したいと思います。
イベントスタート時にオープニングで私もユニットでセッションライブをしました。沢山の方に見ていただいて楽しく演奏させていただきました、ありがとうございました!
それではいよいよイベントのレポートをさせていただこうと思います↓
Shinpal ライブレポート
トップバッターはモジュラーシンセプレーヤーのShinpal氏に務めていただきました。
Shinpal氏は普段はお仕事の関係で県外に単身赴任をされていますが、大阪に戻られた際にワークショップやライブ出演等、非常に精力的に活動をされています。
梅田ロフト店においてもワークショップで講師をしていただいたり、クラブイベントにライブ出演いただいたりと、いつもお世話になっております。。
前回も非常に幽玄なアンビエントをプレイされていましたが、今回も前回のプレイをよりビルドアップさせたような非常に美しいシンセフレーズをMutable Instruments CloudsやBastl Instruments GRANPAで生成、その中で多様のVCA、エンベローブジェネレーターを駆使して多彩なバリエーションのパーカッシブシンセを織り交ぜた素晴らしいプレイを披露していただきました。
Shin Wada ライブレポート
次に大阪、京都等でライブ活動をされており、リリース音源のクオリティも非常に素晴らしいインディーズポストロックバンドO4のキーボーディストShin Wada氏に演奏いただきました。Shin Wada氏はソロでもSound&Recording 社 主催の「the HIATUS」リミックスコンテスト入賞後、様々な作品をリリース、ライブ・DJ活動も定期的に行われています。
また現在はNative Instruments社、ZOOM社の営業担当をされており、梅田ロフト店もいつもお世話になっております。。
今回はNative Instruments MASCHINE JAMを駆使したドリーミーなドリルンベースをプレイ。非常に美しいシンセパッドに不規則なドラムンベースフレーズを手動で展開されており、PCでのプレイにも関わらずハードシンセに全く引けを取らない非常に生々しいグルーヴを構築されていました。
4degC ライブレポート
4degC氏はRockを基調としたHouse,Garageをハードウェアを中心に制作、リリース、ライブと活動をさせていますが、今回はElektron Machinedrum SPS-1MK2一台のみという非常に硬派なセットで乗り込んでこられ、非常にリアルタイム性に富んだグルーヴィーでライブ感の塊のようなライブを披露していただけました。
ご本人にお伺いしたところ、Mashinedrumについてサンプリングが無い方がいいということで、あえてサンプリングができないモデルを選ばれており、その無骨なルックス、無骨な音質、無骨な操作性に心底惚れている様子が伺え、そのプレイスタイルとインタビューからご本人の音楽とハード機材に対する熱い気持ちを強く感じとることができました!
Hideo Nakasako ライブレポート
Hideo Nakasako氏は大阪を中心にイベントオーガナイズ、ライブ、制作、音源リリースと精力的に活動されており、その内容も非常に音作りが丁寧でドープで素晴らしいです。
今回はNative Instruments MASCHINE MK2とKORG volca Bassというシンプルな構成ですが、PCとアナログ音源を上手くミックスされており非常に緻密で力強いグルーヴが感じられるライブでした!
Nakasakoさんのライブを見る度にvolcaシリーズのクオリティーの高さを再認識します。。
Route09 ライブレポート
前回も参加いただきBastl Instruments RUMBURAKのみでビートライブを披露していただいたRoute09氏ですが、今回はRUMBRAKに加えてOTO Machines Biscuit、Bastl Instruments KASTLEを組み合わせたライブセットを披露されていました。
RUMBURAKで生っぽいビートを生成、KASTLEで上物のシンセを被せつつ、Biscuitで音を壊しながら展開することで素晴らしいグルーヴのあるプレイをさせてました!
特にBastl Instruments KASTLEは¥11,000(税抜)と安価ながらむき出し感のあるいい感じの電子音でパッチングも多彩にできるかなり面白い小型モジュラーシンセですので気になった方はぜひチェックしてみてください!
Bastl Instruments KASTLE
909state ライブレポート
トリは前回もモジュラーシンセのみで素晴らしいアシッドテクノライブセットを披露された909state氏に務めていただきました。
今回の909state氏のライブセットはこちら↓
ひときわ目を見張るARP2600リイシューモジュールを始めにモジュラーシンセ一式、DriftboxW、DriftboxC、JMT SYNTHという構成。非常に厳ついエクスペリメンタル、インダストリアルなテクノイズにGRANPAモジュールにサンプリングした談志師匠の声を被せるといった凄まじいライブを披露されてました!
909state氏のライブは今まで色々と見させていただいてますが、毎回ライブセットの使用機材がガラッと変わっていてライブ自体も型にはまっておらず自由度が高くライブ感に富んでいて、かつ遊びがある感じで毎回とてもタメになりますし素晴らしいと思います!
あのARPモジュールを担いで電車でお越しいただいたその高いバイブスに脱帽です。。本当にありがとうございました!!
イベントレポートは以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございました!
今回は場所を変えてスキルの高い出演者の方だけでライブ&トークをしていただく形で実施しましたが、非常に多くの方に遊びにきていただけ、「楽しかった」というお声を多数いただくことができ皆様には本当に感謝の言葉もありません。。
また全員参加型のゆるめのイベントも行いたいと思いますし今までと全く違った形のイベントも模索していますので、ぜひまた遊びにきていただければうれしいです^^
それでは今後もどうぞよろしくお願いいたします。
梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)
DJ歴20年、現在も現役DJで活動をしているDJ専門スタッフの阪口です。
今までクラブイベントや野外イベントでDJ、バンドのトラックメイカー、オーガナイザー等々色々と活動してきましたので、DJに関する事なら何でもご相談下さい。