モジュラーシンセケースDIYワークショップレポート

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皆様こんにちは、梅田ロフト店DJ・PA・デジタル専任スタッフの阪口です。

今回は先日開催しました「モジュラーシンセケースDIYワークショップ」のレポートをさせていただきたいと思います。

今回のイベントの趣旨としては、モジュラーシンセを導入するにあたり敷居が高くなってしまっている要因として「ケースの値段が高い」ということがよく言われますのでそれならば自分で一から作ることで安く済ませてもっと気軽にモジュラーシンセを楽しみましょう!というご提案でイベントを開催しました。

詳しくはコチラ↓

それでは会場の様子を画像と映像で解説いたします↓

オープン前、看板とモジュラーケースの試作品を展示

看板

机の上に新聞紙を敷いて準備完了

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オープニングDJに期待の新人DJ masaoがプレイ

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内海イズル氏のレコードなど渋い選曲が続きます

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当日はモジュラーケースDIYワークショップとともにモジュラーシンセ、機材を使用したライブも同時進行で進めました。写真はワークショップ参加の前田氏のセット。

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Mutable Instruments Braids、Peaks、Grids、Make noise Maths、Doepfer A-124SEなど間違いないモジュールが揃っています。

こちらもワークショップ参加の岡本氏のセット。Mutable Instruments、Tiptop Audioを中心とした構成で、Yarnsを介してPC内のAbleton Liveと連動して使用してます。

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こちらはワークショップ参加の大塚氏のセット。話題のBASTL INSTRUMENTS RUMBURAKを持ってきてくださいました!私もKNIT RIDERやCV TRINITYなどを個人的に使用していますが、BASTL INSTRUMENTSは音、操作性、機能、ルックスともに非常に素晴らしいモジュールが数多くあります。

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KNIT RIDER

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1ステップをさらに4つに分けてステップ入力できるサブステップによって、ビートをスウィングさせるニュアンスを出せたり、ポリリズム的なリズムパターンを作れます。またアクティブステップモードを使用することで特定のボイスのステップのみ尺を短くしたり、JUMPボタンで瞬時に特定のステップに移ることができ、リアルタイムで様々な動きをつけることができます。

CV TRINITY

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LFO、エンベローブ、オートメーションの3種類のモジュレーション信号を全て個別に6つのCVアウトからはき出すことができます。もちろんLFOやエンベローブ、オートメーションはクロックと同期することができ、非常に多彩で個性的なバリエーションが得られます。

BASTL INSTRUMENTSはモジュール自体を組み立てるDIYキットも数多く販売していますので、ぜひ一度お店でモジュール自体のDIYワークショップを開催したいと思っています。

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ライブの準備もほぼ完了したところでいよいよワークショップスタートしました!インストラクターのShinpal氏より映像を使ってケースの説明があり、、

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使用する部品を実際に手に取って確認しながら本日の進行について説明されました。

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当日の進行については参加者の方に配布されたシートを添付しますのでご確認ください。

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ポイントはドリルでネジ穴をあけるときに、穴の位置がずれないように太さの違うドリルで二回に分けて穴あけすることと、最初に図面通りに材木にきっちりと鉛筆やボールペンでマーキングすることです。

ユーロラック規格でしたら穴と穴の間隔は全て同じですので、こちらの図面を活用していただければ様々なケースを作成する際に役立つと思いますのでぜひご活用ください。

Shinpalさん貴重なノウハウが詰まった資料を提供してくださってありがとうございます!

徐々に見物されるお客様が増えてきました。。

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本日ワークショップ&ライブで参加されている大塚氏の友人の上野氏も来店され、ライブで飛び入り参加していただけることになりました!お忙しいところお越しいただきありがとうございます!

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上野氏のセット、Pittsburgh Synshsizer BoxやDoepfer各種に加えて自作のマルチプルやシーケンサーらしき謎のモジュールがケースの蓋に乗っていて目を引きました。上野氏はプロの職人さんでケースも自作で作成されたそうです。カッコいいケースですね~

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ドリルで穴を開けてレールを取り付けています。

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皆様、真剣に作業をされています。

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そんな中、ゆったりとライブが開始されました、、まずはトップバッターの木田氏。ローランドAIRAシリーズ3台でリアルタイムに操作して曲を展開していきました。

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いい感じです。。

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そうこうしている内にケースの作成の方は大分完成に近づいてきました。。

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木材の切り目のところについてはオイルステインをヘラで塗った後に軽く雑巾で拭き上げています。オイルステインは塗るとすぐに木に染み込みますので塗った直後にきれいに拭き上げるのがポイントだそうです。(ライブ参加の上野氏に教えていただきました。ありがとうございます!)

本日使用したオイルステインはこちら↓ホームセンターで簡単に購入できます。

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引き続きライブレポートをお送りします↓

岡本氏ライブ

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Mutable InstrumentsやTiptop AudioなどのモジュラーシンセをYarnsを介してPCと連携してライブを構成してました。

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前田氏ライブ

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GridsでPeaksのドラム音源をトリガー、SQ-1やYarnsのシーケンサーでBraidsやMathsを走らせてますね~

大塚氏ライブ

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BASTL INSTRUMENTS RUMBURAKを使用してのライブ。やはり抜けが良く、きれいでカッコいい音が出てました!

上野氏ライブ

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Pittsburgh synthsizer boxやDoepferなどをARTURIA BEATSTEP PROでコントロール。最近BEATSTEP PROを店頭に導入しましたがCVアウトがたくさんあってめっちゃ便利です。興味のある方はぜひお気軽に触りにいらしてください。。

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909State氏も急遽飛び入りで参戦してくださいました!素晴らしいライブをありがとうございました!

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909State氏のセット。

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Qu-bit Electronix OctoneシーケンサーとIntellijel Designs uScale v2のクオンタイズ機能等を使ってメロディを生成し、Ringsを演奏、Cloudsをリバーブやディレイのように使用されていたと思います。

特にIntellijelのクオンタイザーが非常にきれいなサウンドに整えていてめっちゃ良かったです!これ個人的にかなり欲しいです。。

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この頃にはかなり多くのお客様が立ち止まってライブを見てくださってました、ありがとうございました。

Shinpal氏ライブ

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モジュラーシンセライブ最後は本日のインストラクターShinpal氏のライブ。自作のスネアケースを改造した3段+3段のモジュラーケースにたくさんのモジュールを詰めてがっちりテクノライブを披露してくださいました。

本日は本当に色々とありがとうございました!

Alfagiriライブ

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ラストは大阪、神戸を拠点にクラブ、ライブハウスで精力的に活動をされているAlfagiriに演奏をしていただきました。

機材だけで演奏しているとは思えないバンドのようなグルーヴ感のあるライブでした!

以上でレポートは終了です。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

ワークショップに参加いただいた方々やライブに参加いただいた方々、遊びにきてくださった皆様と色々な情報交換ができ、私自身もたくさんの刺激を受け、多くの収穫がありました。皆様本当にありがとうございました!

今後も今回のようなイベントを定期的に開催していきたいと思っていますので、時間がございましたらまた遊びにきていただけるとうれしいです。

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余談ですが私もイベント後にShinpalさんに教えてもらって自分のモジュラーケースを作成しました。

ホームセンターで¥3,000~¥4,000ぐらいでケースを購入して木枠にレールを取り付けた物をケースに入れて固定するだけのシンプルな作りです。私はHappy Ending Kitを分解して作りましたが、タカチのレールを使用すれば¥10,000もあれば作れますのでかなりお得だと思います。。

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木の板をノコギリで切り、レールの両サイドに取り付けた物をケースの底から6cmほど上げて取り付けています。

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ケースの横からビスで打ち付けて固定しています。

ご興味のおありの方はぜひお気軽に聞きにいらしてください。

ではでは~


梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)

DJ歴20年、現在も現役DJで活動をしているDJ専門スタッフの阪口です。
今までクラブイベントや野外イベントでDJ、バンドのトラックメイカー、オーガナイザー等々色々と活動してきましたので、DJに関する事なら何でもご相談下さい。

梅田ロフト店
梅田ロフト店

大阪府大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフト8F

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