Native Instrumentsのワークショップイベント「Native Sessions」に行ってきた

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東京・六本木ヒルズ森タワー29階にあるYou Tube Space Tokyoで開催されたNative Instruments社のイベント「Native Sessions」に行ってまいりましたのでプチリポートをお送りいたします。

有名な森タワー

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YouTube Space Tokyo は、複数のセットがある大規模スタジオ、合成撮影用のグリーン スクリーン スタジオ、東京の街を一望できるトーク ショーやニュース用スタジオ、レコーディング スタジオ、トレーニング ルーム、ラウンジ、カフェ エリアなどを備えている夢の様な創作スペース。

https://www.youtube.com/yt/space/ja/tokyo.html

しかもYouTubeのチャンネル登録者数が 5,000 人(※)を超えているクリエイターは、YouTube Space の最先端機材を無料で利用して新しい動画制作に役立てることができるのです。(企画申し込み制、※他にも使用諸条件あり)

過去にも何回か「Native Sessions」はここで開催されているのですが、ワタクシは今回はじめての体験です。厳重なセキュリティーを通りぬけ、なんとかエントランスに到着。

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スタジオ、セット、機材、カメラ、照明・・プロダクションに必要なありとあらゆる機材が揃っております。

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会場にはハンズオンコーナーも設けられておりました。

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テーマは「PLAY, PATCH, BUILD」

「Native Sessions」はおもに同社製品のユーザーを対象にしたワークショップやディスカッションが行われる参加者限定のイベントですが、今回は「PLAY, PATCH, BUILD」というタイトルの表す通り、モジュラーシンセ「Reaktor 6」にフォーカスをあてた内容となっていました。

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ファーストステージはレーベルRevirthの創立者でもありNUMB氏による「Reaktor 6」サウンドクリエイトセッション。新機能「Blocks」や実践的なアプリケーションの制作方法を分かりやすくレクチャーしてくれました。

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「Reaktor」とは?

「Reaktor 6」は無限のプログラムの可能性を持つ、完全モジュラー式のシンセシス・スタジオの最新バージョン。(Native Instruments社のプラグインバンドル「KOMPLETE10」に収録されているのは「Reaktor 5」)

Reaktor

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Reaktorは搭載されている70種類以上のインストゥルメントやエフェクトのカスタマイズや、独自のサウンドを作成することができるモジュラータイプのソフトシンセです。自由度の高いパッチングでモジュラーシンセシスが可能となっています。

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フィルター、オシレーター、LFO、ADSR、といったシンセサイザーのパラメーターを理解していれば、ロジカルに基本的な音作りは可能です。しかし一方、非常に奥の深い世界でもあるのですね。ReaktorのスペシャリストNUMB氏によるディープなサウンドメイキングを体験することができました。

なおweb上には、Reaktorの3000以上のインストゥルメントやエフェクトを無料でダウンロード可能なREAKTORユーザーのコミュニティもあるので、音作りがちょっと苦手という方も心強いですね。

REAKTOR コミュニティー

REAKTOR USER

REAKTOR ユーザーライブラリー

REAKTOR USER LIBRARY

こうしたモジュラーパッチも無料でダウンロードできる(ユーザーアカウントが必要)

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galcid + Hisashi Saito

つづいてはハードウェアのモジュラーシンセと REAKTOR 6 を活用した「galcid + Hisashi Saito」によるスペシャル・ライブパフォーマンス。

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事前にステージ上の機材はチェックさせていただきました。ハードシンセはRoland 「AIRAシリーズ」を中心に、ビンテージシンセの「SYSTEM 100m」、アナログ・ステップ・シーケンサーDOEPFER 「Dark Time」、シンセ&シーケンサーのAtomoSynth 「Mochika XL」などが使用されておりました。

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約30分にもわたるノンストップパフォーマンス!ボイストランスフォーマーVT-7、AIRA TR-8のスキャッター、ミキサーMX-1をフルに使用したトリッキーで過激なサウンドは流石です。パフォーマンス後、Hisashi氏にお尋ねしたところ今回はTR-8をクロックマスターにしてSBX-1経由でシステム全体をシンクさせていたとのことです。

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そして最後にdublab.jpの運営やAZZURROを始めとしたアーティスト活動でもおなじみの白石 裕一郎氏が進行役を努め、Hisashi Saito氏、NUMB氏とのシンセ・トーク。

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各氏のデジタル、アナログを問わないモジュラーシンセ愛溢れるディープなセッションでした。「デジタルシンセは中域のファット感はアナログにはかなわないが、デジタルはデジタルの突き抜けたサウンドが魅力」というHisashi Saito氏の言葉が印象的でした。

イベントの最後はなんと「KOMPLETE KONTROL S25」が当たるお楽しみの抽選会。Reaktorのモジュールを使った「抽選プログラム」による厳正な抽選の結果、参加者の方1名に「KOMPLETE KONTROL S25」がプレゼントされました。ワタクシ番号1つ違いでした・・惜しかった。。

というわけで総勢50名以上の参加者で大いに盛り上がった「Native Sessions」でした。次回もぜひ参加したいと思います!そんなわけで雨のギロッポンの夜は更けて行くのでございました。(サカウエ)

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KOMPLETE 10 ULTIMATE に収録されているのは「Reaktor 5」となります。


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