2015年1月22日よりUSA/アナハイムにて開催されたウインターNAMM 2015。話題製品がズラリと並んだ今年は、例年にもまして熱気にあふれたイベントだったようです。
では4日間の開催期間中でデジランド取材班が会場でみかけたDJギアをここで振り返ってみましょう。
Pioneerブース
DJといえばやはりパイオニア DJ。
DJギアメーカーの中でも一際大きいブースです。
そして、目玉の新製品がこちら。「Pioneer DJ XDJ-RX」
「XDJ-RX」は、2つのプレイヤーとミキサーを一体化させたCDJシステムで、2013年に発売されたPioneerDJ 「XDJ-R1」の上位機種です。ただ、「XDJ-R1」は音楽CDを読み込めたのに対して、こちらは流行??のUSBフラッシュメモリーなどのUSBストレージデバイスやiPhone/スマートフォン/Mac/Windows PCに保存されている音楽ファイルのみに制限していて、「XDJ-1000」と同じファイルミュージック型のDJプレイヤーということになります。
その分、上位タイプのDJプレイヤーと同等の機能を持っているのにかかわらず、かなーりお求めやすい価格になっております。「XDJ-RX」は¥141,000(税抜)、「CDJ-900NXS」は一台のプレイヤーで¥133,200(税抜)なので、その安さがわかりますね。
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今月、発売されたばかりの「XDJ-1000」も展示されておりました。
続いて、目玉の新製品もうふたつ。
DJ定番のヘッドホンPioneer DJ「HDJ-2000MK2」。
そして、Pioneer「HRM-7」。
とくに、「HRM-7」のスタジオ・モニターヘッドホンにはびっくり…。Pioneerといえば、DJ、あるいはコンポやホームシアターシステムなどのAV機器のイメージが強いですが、ここにきて、プロオーディオ向け製品が発表されたことは、多くの方が驚いたかと思います。
「HRM-7」の国内発売は2月中旬ごろなので、もうしばらくお待ちください。今回NAMMで発表された中でも一押し製品です。
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こちらはDJコントローラーの中でもハイグレードのモデルである「DDJ-SZ」。
人気機種のDJコントローラー「DDJ-SX2」
そして「Serato DJ」と連携するDJミキサー「DJM-900SRT」も展示されておりました。
また、ユニークなDJプレイヤーも展示されておりました。
ラジコンカー in CDJ2000nexus。楽しく持ち運びできそうです。
こちらは、ベースもキーボードもDJもできる三刀流のCDJ。
どんな楽器でもこなせるマルチ・プレイヤーな方におすすめですね。
DENONブース
デノンDJからは2チャンネルのDJコントローラー「MC4000」が発表されました。
フラッグシップ・モデル「MC6000MK2」の下位機種にあたる製品ですが、こちらはDJソフト”Serato DJ”用のコントローラーに特化していて、ジョグ・ホイール手前にCUEやサンプラー操作ができるパッドを設けられております。
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そして、Serato DVS インターフェース「DS1」が登場!!
これまでは、RANE社のみがDVS用のインターフェースを販売しておりましたが、ここにきてライバル機器の発表です。
DVS用インターフェースはアナログ・ターンテーブルとミキサーを既にお持ちの場合、Serato DVS対応ミキサーやDVS対応コントローラーを新たに購入しなくても、このインターフェースを導入するだけでSerato DJをコントロールすることができます。
RANE社Scratch Live(Serato DJ)インターフェース「SL2」と同じようなスペックのグレードとなるDenon「DS1」。
内容を詳しく比較してみると、2チャンネルやUSB2.0接続などは同じものの、こちらは24bit、44.1kHz/48.0kHzそして96kHzまでサンプルレートをサポートしております。ただし、電源がバスパワーのみなので、クラブやライブハウスなど現場で使用されている場合は多少、不安視する方もいらっしゃるかと思われます。そういうことを考慮すると自宅向けに最適なモデルでしょうか。
まだ、ドライバーなど情報が不明確な点も多いので情報が入り次第こちらでお伝えしたいと思います。
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Numarkブース
エントリーモデルで人気のDJコントローラーMIXTRACKシリーズ2機種がバージョンアップ!
「MIXTRACK PRO 3」と「MIXTRACK 3」 が発表されました。
変更点は、ピッチ・フェーダーが100mmになり、テンポ調整する際の精度が格段に上がっているほか、アサイナブル・リボンコントローラーが新たに搭載されております。
また、パッドの配置などレイアウトも変更されており、使いやすさが向上しておりますね。
写真にはありませんが、DJコントローラー最上位モデルの「NS7III」も発表されておりました。
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KORGブース
コルグブースでは、なんとDJコントローラーが発表されておりました。
コルグは以前に”KAOSS MIXER”や”LIVE CONTROL MIXER ZERO”などのDJギアが生産されておりましたが、ここ最近ではまったくリリースしていなかったので予想外。
「KAOSS DJ」は、オーディオ・インターフェイス内蔵の”Serato DJ”用DJコントローラー。真ん中にコルグお馴染みのカオスパッドを搭載していて、ターンテーブルのプラッター部分が通常のDJコントローラーのジョグ・ホイールではなくタッチパッドを採用しております。
また、スタンドアローンのミキサーとしても動作可能。コンピューターと接続しない場合でもカオスパッド内蔵の2チャンネル・ミキサーとして使用できます。
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CASIO ブース
カシオのブースでは2015 International CESで発表された「Trackformer XW-DJ1」が展示されておりました。
「XW-DJ1」はPCやMac、iPhoneやiPadなどを繋げるだけでDJシステムが整うオールインワン・コンパクト・DJコントローラー。iPhone / iPad / iPad miniではiOSアプリ「djay2」「vjay」、Mac OSではdjay LE / djay for Mac、WindowsではDeckadanceをサポートしております。
7インチの大型スクラッチ・ディスクを搭載し、ターンテーブルのような操作感でDJを楽しめほか、オートループ、CUE、エフェクトなどの操作も可能です。また、スピーカー内蔵&電池駆動というのも特徴で、どこでもDJプレイすることができます。
国内未発売のモデルの「XW-J1」
RANEブース
バトルDJ憧れの定番ミキサーといえばRANEミキサー。その中でも人気が高い”TTMシリーズ”の新製品”「TTM57mk2」が発表されておりました。
2つのUSB 2.0端子搭載や48 kHz/96 kHzサンプルレートの対応など、前モデルの「TTM57SL」よりもさらに進化しております。
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