声が楽器のハイブリッドアーティスト「ZOLA」スペシャル・ショーケースに行ってきた

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ヤマハとビクターエンタテインメントが主催する、声が楽器のハイブリッドアーティスト「ZOLA(ゾラ)」のデビュー記念イベントにおじゃましてきました。「ZOLA」はビクターエンタテインメントより2014年7月23日にメジャー・デビューする史上初の「会えるボーイズボカログループ」です。

「VOCALOID」とは

VOCALOIDとはヤマハが開発したパソコンなどで歌詞とメロディーを入力することで歌を作ることができる音声合成技術、およびソフトウェアのことで、2007年に「初音ミク」の誕生によりインターネット上の動画サイト、ニコニコ動画やYOUTUBEを中心に数多くのVOCALOIDで作られた楽曲(ボカロ曲)が発表されるようになりました。

2014年現在、ボーカロイドの認知度は68%、ボカロ曲が好きな10代女子にいたっては40%を超えており、今やカラオケ・チャートの上位に「ボカロ曲」がランクインすることも珍しくありません。

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「VOCALOID」ソフトウエアに関してもっと知りたい方はこちら

いまさら聞けないVOCALOID(ボーカロイド)

「ZOLA PROJECT」(ゾラ・プロジェクト)とは

VOCALOID3ライブラリ「ZOLA PROJECT」はVOCALOID10周年を記念してヤマハより発売されたボーカロイド初の「男性3人組み」の音声ライブラリです。

これまでも複数のボカロ・ライブラリを同時に歌わせることは可能でしたが、「ZOLA PROJECT」はワンパッケージだけで異なる3人のボカロ「YUU」「KYO」「WIL」を自在に扱うことが可能で、ソロからユニゾン、コーラスワークまで歌わせることができる画期的なボカロ・ライブラリです。

「ZOLA PROJECT」は40名を超える10~20代の男性の声を分析し、VOCALOIDとして使いやすい声質を持った3名を選別!さらに、専門スタッフによるボイストレーニングを実施後、スタジオ収録を行い、ヤマハ研究開発センターでライブラリを作り込みました!

ボカロ誕生10周年ということで、ボカロソフトとしては異例の100時間を越えるレコーディングなど、ライブラリの質も徹底的にこだわっています。ヤマハ研究開発部で試行錯誤の末に完成した最高品質の男性ボカロソフト、それが「ZOLA PROJECT」なのです。

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VOCALOID3ライブラリ「ZOLA PROJECT」の製品に関してはこちら

ボカロ史上初の”男性3人組”のライブラリ「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」 発売

「ZOLA」(ゾラ)とは

「ZOLA PROJECT」が現実世界に現れたらとしたら…?ということで、これまで2次元だけだったボカロの世界と3次元の実在するモデルがコラボした、世界初のハイブリッドな試みが「ZOLA」。実際に「ZOLA PROJECT」の声を担当した、いわゆる「中の人」3人がリアル世界でも担当しているのです。

「ZOLA PROJECT」の甘い声の持ち主「YUU」を"みのルン"(高橋実さん)、力強さ溢れる「KYO」の声を担当した"なのっくす。"(宮崎湧さん)、ハスキーボイスの「WIL」"まうい"がそれぞれのキャラクターを担当しています。

全員人気読者モデルのイケメン揃いの3人。左から"みのルン" "なのっくす。" "まうい"

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イベント後半では、デビュー曲となる「トウキョウジェネレーション」のパフォーマンスを披露。初ステージでしかも報道・メディア関係者のみというプレッシャーのなか堂々としたステージ。

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"世界初のハイブリッドな試みが「ZOLA」"

「ZOLA」公式サイトプロフィール

--僕たちの声だけど、僕たちは歌いません、ボカロが歌います!--

--ただ、会えます、目の前で踊ります!--

僕たちは歌いません」・・・・?!

そうです「ZOLA」のメンバーは「歌わない」のです。

初音ミクなどのボーカロイド・キャラクターは実際に歌っているのはボーカロイド(ソフト)であり、歌わせているのはボカロP等の作曲した人で、キャラクターがオケに対して意思をもって歌っているわけではありません。

この「ZOLA」も同じことで、歌っているのはボーカロイドであり、歌わせるのはやはり作曲した人。

だから、"会えるボカロ"なんですね・・・・とはいっても、元はと言えば彼ら自身の声ですので、彼らが歌ってるといえば間違いでもないのですが・・・チョットややこしいかも

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さて「僕たちは歌いません」と言っているZOLAですが、トークはするのですね・・

ライブ終了後のインタビューで、ZOLAとしてどう目指していきたいかという質問には

「2020年の東京オリンピックで初音ミクさんと共演したい」(みのルン)

「ボカロPさんやクリエイターの方、ボーカロイドのファンの皆様が創ってきたボーカロイドの歴史や文化を汚さないように活動していきたい。世界に通用するボーカロイドをパフォーマンスを通じてまだボカロ知らない人に広めていけたらなにより嬉しい」(なのっくす。)

「世界にボーカロイドの文化を橋渡しできるような存在になれるようがんばりたい」(まうい)

と今後の意気込みを語っておりました。

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初めての試みである「リアル世界に現れたボカログループ」ということで、10年前のボーカロイドデビューの時と同じく、「ZOLA」の可能性は未知数です。ひょっとしたら誰かが作った「ZOLA PROJECT」の楽曲をバックに、誰かの振り付け、誰かの衣装デザイン、誰かの演出で「ZOLA」が「踊る」日がやってくるかもしれませんね。

7月23日にはデビューシングルCD「トウキョウジェネレーション / BORDERLESS」 が発売、8月15日には「a-nation island powered by inゼリー」の出演に決定しており、今夏にいよいよ本格的に活動開始。

ボーカロイドを生んだヤマハが新たに動いたエア・ボーカル・グループ「ZOLA」の活躍に今後も目が話せませんね。

イベントの模様

初パフォーマンス映像はニコニコ生放送にて視聴できます。

2014/06/27(金) 23:59まで視聴可能

<ニコニコ生放送>

「ZOLA ~お披露目イベントダイジェスト&コンテスト発表SP~」

http://live.nicovideo.jp/watch/lv182901612

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「トウキョウジェネレーション / BORDERLESS」

豪華両A面シングルで、M1にはぺぺろんP氏による書き下ろしの新曲「トウキョウジェネレーション」を収録。M2には森雪之丞氏が作詞、浅倉大介氏が作曲を担当した公式デモソング「BORDERLESS」が収録されております。

<収録曲>

トウキョウジェネレーション

BORDERLESS

ハイブリッドGO GO

L∞P L∞P

トウキョウジェネレーション (Instrumental)

BORDERLESS (Instrumental)

ハイブリッドGO GO (Instrumental)

L∞P L∞P (Instrumental)

<初回限定盤DVD収録内容>

「トウキョウジェネレーション」Music Video

「BORDERLESS」Music Video

Making of 1st ZOLA


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